オルタナティブ・ブログ > 山岡週報 >

メディアプランナーのつぶやき。ITおよび製造業のマーケティングについての考察。ときどきマンガとアニメ。

7,000人以上を集めた満月の夜のUstream企画 「坂本真綾の満月朗読館」

»

「坂本真綾の満月朗読館」。
9月23日(木)の満月の夜、この朗読イベントがUstreamで開演されました。

【追記】総視聴者数は2万人を超えていたようです。詳細は最下部に。

Photo
Copyright © Star Seas Company All Rights Reserved.

星海社さんのサイト「最前線」の企画として以前から告知されていたのですが、すっかり忘れておりました。。
Twitterのタイムライン上で太田克史さん(星海社副社長であり、本企画の製作総指揮を担当)
のTweetを見て思い出し、開始の30分前からPCの前でスタンバイ。
どうやら他の閲覧者の方もTwitter経由で来た方が多かったようです。
開演30分前には3,000人、直前にはなんと5,000人が同時に閲覧しているという状況でした。

朗読は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』 第9章「ジョバンニの切符」から。
私は、それまで見ていたテレビを消し、雨音をバックミュージックにしながら聴くことにしました。
坂本真綾さんの朗読と、イラストレーターの竹さんの絵が見事にマッチしており、
非常に想像力のかき立てられる30分間でした。

Ustream上では、明りを消して聴いていた方や、原作を読みながら聴いている方もいて、
各々がそれぞれ楽しんでいる様子が共有でき、「あぁ、こうやって皆で物語を聴くという楽しみ方も
あるんだな」という気付きを与えられたような気がしています。テレビを見ながらTweetするのとは
また違う感覚。コンテンツの捉え方として近いのはラジオドラマかな。
それを最終的には7,000人以上で同時に視聴し、終わってもしばらくは2,000人程度が余韻に浸っていました。

さて、この企画の仕掛け人の大田さんと、イラストレーターの竹さんは、西尾維新さんという作家の
デビュー作「クビキリサイクル」で知って以来、私が10年前から追いかけている人たちです。
※いま月イチで放送している1時間アニメ「刀語」も、西尾維新さん・イラスト竹さんという
タッグの小説が原作。

当時は、西尾維新さんの文体やキャラクター構成、そして独特な世界観を持つ竹さんのイラストに
心底惚れており、それは今でも変わらないのですが、社会人になりメディア業界に入ってみて、
編集者というかエンターテイナーとしての大田さんの突っ走りっぷりにいまとても感銘を受けています。
や、講談社史上最年少の編集長として一人で「ファウスト」という文芸誌を創刊した時も、この人
おかしいだろとは思っていましたが。(いい意味で)

今回も、期待以上のコンテンツを仕掛けてくれたな!という感じです。
満月の夜にだけ配信するというのも洒落てますよね。

次回は月が見える夜だといいな。

今後の配信予定
・第2夜  10月23日(土)22時
 『山月記』中島敦  Illustration/ミギー

・第3夜  11月22日(月)22時
 『未定』乙一  Illustration/未定

・最終夜 12月21日(火)
 『未定』  Illustration/未定

 

※追記
総視聴者数は2万人を超えていたようです。これを多いと見るか、まだまだ少ないと見るか。
ライブとして考えれば凄い規模ではあるのですが、ネットで地域を限らないということを考えると
もっと増える可能性はあります。見逃した方も多かったようですし。

Photo_3

参考元:視聴者数日別ランキング 7レポ | Ustream番組表ポータルサイト - 7colors.tv


■関連記事

Comment(0)