Watson 元年 (自分にとって)
2016年、自分にとってはWatson元年でした。
IBM Watsonが注目を集めるようになったのは、USのクイズ番組でチャンピオンを破ってからでしたが、それは2011年のことです。
そこから5年が経つわけですが、最近のAIの盛り上がりはとても大きなものになっていますね。
Watsonでいえば、日本語対応のAPIがリリースされた2016年2月以降、一気に身近なものになった、といったところでしょうか。
私自身は、ここ数年はアナリティクスの担当、昨年からはSaaSタイプのアナリティクス製品のみを担当していたのですが、今年後半からはWatsonソリューションを担当するようになりました。
Watsonといっても実は結構範囲が広く、日本語API化されていないものも含めると、かなり多岐に渡っています。デジタルセールスという特性を活かした営業をするチームにいますので、すべてを網羅するわけではなく、一部サービスにフォーカスしています。展開方法としては、当然デジタルの手法を使いますので、メールやWebでの情報提供からとなりますが、お客様にダイレクトに情報を伝える手段として、これまでのアナリティクス製品と同様にWebセミナーを活用しました。
まずはエントリーレベルでの理解をしていただくためという観点で、2種類のWebセミナーを開催しました。自分が講師を務めたのですが、Watsonについて特にこれまでスキルを習得してきたわけではなく、苦労もありました。この模様については、以前ブログで書きましたので、ここでは触れませんが、Watsonについての反響はやはり大きいです。
こんなアイデアを持っていてWatsonで実現できるか確認したい、あるいは、Watsonの話を聞いて具体的に何かできるのではないか検討したい、といったあたりの参加者が多いようです。検討レベルに違いはあれど、新しいことをやりたい、という意欲にあふれているお客様が多いことを痛感します。遠からず、こういった参加者から、Watsonを使った新しいサービスが提供されるようになるものと、個人的にもとてもわくわくしています。
自分自身、ブロガーという観点では、2015年の1月から開始して、ちょうど2年、今回が100回目のエントリーとなりました。お客様やパートナー様から、ブログ読んでるよ、とお声掛けいただく回数も増えています。ブログに関するトピックスとしては、ITmediaで私の記事を集めたサイトを開設してもらったことがとても大きいですね。とりわけ、ThinkPadからMacに移行したことについて記した2回の記事は、大変多くの方にお読みいただいたようです。
中山貴之 - ITmedia 著者別インデックス
2017年も、週1回のペースでブログを書いていこうと思っています。もう少し幅広いトピックスで書きたいとも思いますが、無理しても仕方ないのでできる範囲で、ですね。引き続きおつきあいいただけますと幸いです。
IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)