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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

「人生、至福の時」 これが幸福というものだと思う

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6月14日、土曜日。久々に、何も予定が入っていない。かみさんは午前中仕事なので、私は家にいよう。朝ごはんは、納豆とお味噌汁、漬物少々、山椒おじゃこなどのさっぱりした純和食。ふとんは敷いたまま(私はベッドが嫌い)、寝っころがり、枕元に読みたい本を山積みにして、読み出す。

日本の歴史の本、少々。江戸東京博物館艦長、竹内誠さんの対談集、ビートたけしとも、徳川宗家徳川恒孝氏とも会談している。嵐山光三郎氏の温泉旅行記。ご両親を連れて、東北の温泉をめぐるところでは、ほのぼのと、でもちょっと涙が出た。土屋教授の面白本。この人の授業に出てみたいものだ。さらに、漫画「鉄子の旅」を掘り起こしてきて読む。

昼過ぎ、かみさんが帰ってきて、外は暑いだの、岩手の地震では多賀城(仙台の隣、かみさんの田舎)は大丈夫だった、という。そうめんを作って食べる。今度、机の上で、流しそうめんがぐるぐる廻るやつ、買おうよ。

そして、昼寝。横を見ると、我が家の巨大ネコ、ももが座ってこっちを見ている。私の昼寝、見ていて、面白いのだろうか。

1時間ほど寝て、眼が覚め、DVDでも見よう、と思い立つ。ジーン・ケリーが監督をした「ザッツ・エンターテイメント Part 2」1976年のフィルム。「ジークフリード・フォーリーズ」以来のフレッド・アステアとの共演。しかも、MGMの、私が生まれる前のミュージカル、コメディ、ドラマが満載。フランク・シナトラが若い。かっこいい。しかし、なんといっても、ジーン・ケリーの「パリのアメリカ人」は美しすぎるし、フレッド・アステアの踊りは、人類の歴史上でも、トップだ。スーツの着こなしは、フレッド・アステアがこれも人類史上、ベストだ。スーツの着こなしに興味がある人は、フレッド・アステアに学ぶべき。

さらには、「アベンジャーズ」。史上最低のスパイ映画と酷評されることもある。CGは当時の技術だが、実際の映像は美しい。主役のレイフ・ファインズは、ハリーポッターのヴォルデモート役といえば、わかるはず。ウマ・サーマンが助演で、若くて綺麗!ショーン・コネリーは、周りに邪魔者がいないせいか、のびのびと悪役を楽しんでいる感じ。イギリスの風景が、とんでもなく美しく、レイフ・ファインズやショーン・コネリーの着る衣装が、すばらしい。イギリス風のスーツの着方は、こちらを盗もう。

晩飯は、かみさんは中華が良い、といい、わたしはさしみが食べたかったので、傍の生協にいって、宮城県沖のかつおと鶏肉を買ってくる。かみさんが、お前が作れ、というので、鶏肉は、ピーマンとなすといっしょに強火でいため、XOジャンとにんにくで味付け。ご飯に合いすぎる。う、うまいいいいい。かつおのさしみは、マヨネーズにわさびと醤油をまぜたたれで食べる。う、うますぎるー。

なんとも、間抜けで、平凡で、平和で、お金もあんまりかからない休みの日。だれからも、束縛されない。でも、これこそ、これこそ、幸せなんじゃないかなあ。「青い鳥」の童話を持ち出すまでもなく、幸せはここにある。でしょ。

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