常識を疑う スーツは流行を追いかけない
先週は、ビジネスウェアとしてのスーツの話題がオルタナティブ・ブログで盛り上がりました。万事スローな私は、コメントは入れられたものの、ブログを投稿するまでには至らず、通勤途中でスーツを着ている人を観察しました。
気が付いたのですが、最近のスーツのデザインの流行は、
- シングルで三つボタン
- ボタンの位置が少し高く、首のVゾーンが狭い
- スーツの生地は、チャコールグレーのストライプ
- サイドベンツ
- パンツの股上が浅い
- パッドなどが薄い
- あまりゆったりしていない
といったところでしょうか。どの人を見てもみんな同じ。三つボタンの位置が相対的に高く、パンツの股上が浅い。ついでに三つのボタンの一番下のボタンを外すと、ベルトのバックルが見えてしまいます。どこかでこのスタイル、見た事があるなあ、と思ったら、チャップリンですね。チャップリンの場合は、下にベストを着ているので、バックルは見えないのですが、最近のスーツだと見えてしまう。んーん?これって、格好いいのでしょうか?私には格好悪く思えるのですが・・・。(言い過ぎました orz )。
私は衣食住のうち、「衣」と「住」にはあまりお金をかけるつもりはないので、スーツは、古い、もとい、クラシックなスタイルで、生地がしっかりしているものにし、しっかりと縫って欲しい。だから、できればテーラード。そちらの方が、一回に払うお金は2倍ぐらいするが、10年は長持ちします。
もし、この最近のデザインがあと数年で流行らなくなり、別のデザインが流行りだしたら、そのスーツ、着続けるのでしょうか?3年に一回4万円のスーツを買うより、12万円のスーツを10年着た方がトータルでは安いのです。しかも、4万円のスーツより、10万円のスーツを着ていたほうが、見栄えが違います。
少ないけれど、しっかりしたスーツを買って、ブラッシングや陰干し、クリーニングなどのメインテナンスをしっかりさせて長持ちさせた方が得なのです。クリーニングのしすぎは生地を痛めるので、注意が必要ですが。いわゆる、一張羅、というやつです。
お金を払う時は、ローンや月賦にしないのも重要です。がんばって貯金してお金を貯めましょう。それには、何かを犠牲にする必要が出てきます。それはしかたがないので、どれをやめるかの決断も重要ですね。そうやってでも、流行に流されない、クラシックなスーツは買ったほうが良いと、私は思います(極めて、個人的な意見ですが)。
けっこうフォーマルな場にも、そのクラシックスーツなら行けます。ビジネススーツだと、ちょっと恥ずかしいかな、といった場(結婚式、披露宴、何かの記念のレセプションやパーティなど)でも、クラシックスーツなら、問題ないと思います。