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【緊急告知】セミナー「新しい展開を見せる金融プラットフォームについて」

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金融系(証券系)企業の方、金融系SI会社、金融系事業部営業部の方、必見です!

この数ヶ月、私は極めて面白いプロジェクトを行っている。株式会社ファイテックラボと新しい金融基幹系プラットフォームについて、ビジネス開発を進めたり、ベンチマークをしようとしている。

現在の金融基幹系プラットフォームは、混沌としているように思われる。IAサーバとLAMPに偏りすぎているか、大型のオープン系(UNIXって事)システムを大事に保守されているか、なのではないだろうか。

IAサーバとLAMPを基盤にしたシステムでは、思ったようにスケールアウトしなかったり、保守に費用がかかり過ぎていたりする。また大型のオープン系である旧来のシステムでは、変化に対応できなかったりする。

株式会社ファイテックラボの提供するプラットフォームは、特に証券基幹業務に驚くほどの適合性を見せている。ひとつのトランザクションあたり、複雑な条件を演算しながら、並列して何十万のトランザクションを一時に処理する必要があり、しかも大きな変動がある時には、瞬時にスケールアウトしたい。それが現在のインターネット証券基幹業務である。

いま、日本で使えるプラットフォームで、株式会社ファイテックラボのプラットフォーム・ソリューション以外に、この要件を満たせるものはない。また、このファイテックラボのソリューションも、通常のIAサーバとLAMPでは、成立しない。SPARC Enterprise T2000サーバとSolaris 10の出番だ。

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来週の月曜日、6月18日、ニューオータニのガーデンコート「シリウス」にて、「新しい展開を見せる金融プラットフォームについ て」と題して、セミナーを行う。もともとは、株式会社ファイテックラボとサン・マイクロシステムズのお客様、金融系SI会社、パートナーのみで、内内に開 こうと思っていたのだが、思いのほか、広い部屋になったのと、せっかくなら、我々がリーチしていない、お客様、SI会社さんでご興味があれば。

ということで、20席ほどご参加をお受けしたいと思います。会場では特に名札等はお願いしませんので、匿名性は保たれます。

お申し込みは、こちらから。 (お早めに!!(早いもの順)

日時:6月18日(月) 14:00 - 17:00
場所:ニューオータニ ガーデンコート「シリウス」(アクセスはこちら

アジェンダは以下の通り

13:30 – 14:00    開場・受付
14:00 – 15:00    マルチコア・プロセッサ技術の最新情報とそれを生かす並列化技術
                            サン・マイクロシステムズ株式会社
                            ソフトウェア・ビジネス統括本部
                            プリンシパル・ソリューション・アーキテクト
                            高橋徹(これ、私です)  

こ れまで、サーバの性能はチップの高速化によって向上させて来ましたが、マルチコア技術の進歩に伴い、今後は大量のトランザクションを同時に並列処理する技 術にシフトしてきています。経済的でマルチコア技術の先端を行くサンのサーバ製品と、SOA や Java の技術を中核とし、大量の並列処理を可能にするサンのソフトウェア製品群をご紹介します。

15:00 – 15:10    休憩
15:10 – 17:00    変化を乗り越えるサービスプラグイン・アーキテクチャ~既存投資を活かすSOA時代の“高性能業務サービス”~
          株式会社ファイテックラボ
          代表取締役社長:松島 利幸
          取締役 R&Dセンター長:Warlu Kothapalli(日本語)

今 秋にも金融商品取引法が施行され『規制対象商品』つまり『取扱可能商品』が拡大する中、レギュレーションの変化をビジネスに活かすシステムの整備が求めら れております。この様な背景を受け、既存システムを活かしつつも、新しい差別化業務サービスを短期間で実現する手法についてご紹介致します。

・生産性の向上と開発者に依存しない開発
・非機能要件(パフォーマンス、拡張性、信頼性 etc)をフレームワークでカバー
・サンのサーバ製品との組み合わせがもたらすベストマッチなコストパフォーマンス

た だし、内容がすでにかなり詳細なものになっていますので、証券基幹業務をご理解している方を対象とします。また、このソリューションは、SPARC Enterprise T2000と Solaris 10 だから意味があるので、T2000とSolarisの組み合わせのソリューションをご提供いただけないSI会社さんや、いわゆる競合の会社さんのご参加をお断 りさせていただければと思います。

6月15日午後5時にWebの申し込みを閉じますので、お早めにお申し込み下さい。

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いまやサーバは、マルチコア・マルチスレッドチップ化へと進んでおり、その最先端のサーバがSPARC Enterprise T2000 だ(Sun Fire ブランドからSPARC Enterprise ブランドに変更しました)。また、このサーバを最適に稼動させ、アプリケーションの並列化を難無くこなすのが、Solaris 10だ。ファイテックラボのプラットフォームの大量トランザクションを並列に処理するには、SPARC Enterprise T2000とSolarisがなければならない。他の環境では、いまのところ、理想的に証券基幹業務を処理しきれないだろう。

IAサーバやLAMPを否定しているのではないが、この特定の証券基幹業務にはT2000とSolarisが向いていると考えられるというだけのことだ。

複雑な条件演算を行い、かつ、大量のトランザクションが発生するアプリケーションなら、いままでは、コンピュータ環境の制約から、バッチでしか処理できなかったのが、今後は、証券だけでなく、そういった複雑な条件演算かつ大量トランザクションの処理は、この環境でリアルタイムに、瞬時に処理できるようになる。もしかしたら、大化けするプラットフォームソリューションなのではないか、と内心ドキドキしている。

現在、株式会社ファイテックラボの親会社、Fitech Laboratories Inc.(米国カリフォルニア州)とサンのメンロパークにあるサン・ソリューション・センターでは、T2000とSolarisを最大限に利用して、大規模なベンチマークを計画中である。基本的に、今回のセミナーにご参加いただいたお客様やSI会社、パートナーに対して開示するつもりだ。

これがT2000です。たまには、中をお見せしましょう。

T2000_top_powerpulled701600x1200 電源装置は冗長性を持たせるため、二系統あります。

 

 

 

 

 

T2000fan_door_721600x1200 熱を発生しにくいので、ファンは、冗長性を含め小さいのが3つだけ。でも十分なのです。

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