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スーパーで実感した、Project Glassが必要な理由

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 さきほど、近所のスーパーで買い物をしてきました。カミサンがいっしょに買い物に行きたいというのですが、いまは薬の副作用のため、歩行困難な状態であり、気軽に外出することはできません。ネットスーパーはできるのですが、実物を見ながら買い物をしたいという強い欲求はあるみたいで、なんとか実現してあげたいと考えました。

 Skypeでビデオチャットすればなんとかなるかな、と思い、カミサンのiPhone 4と、ぼくのiPhone 4Sとで通話できるセッティングをし、ぼくが買い物に行くことに。店に入ってからカミサンを呼び出し、カメラをフロントではなくバックカメラにセット。イヤフォンマイクで通話をします。

 まずは刺身のコーナーに。iPhoneを横にさっと流します。「ちょっとよくわからないから近寄って。イカある?」「これかな?」「いくら?」「598円」「ちょっと高いね」といった会話をしながら買い物を3000円ほどして帰宅。

 3G経由なので、画像が粗いため、視覚情報だけでは買い物の助けにならないのと、片手で買い物かごを持ち、もう片方でiPhoneをホールドしているので、そこでさらに買うものを持ってズームアップしたりするのは難しい、といったあたりが課題ですね。

 こういうときには、ハンズフリーでビデオをストリーミングで流せるとありがたいです。以前紹介した「ダテメガネビデオカメラ」は眉間のところにビデオカメラがあるのですが、これは録画オンリー。でも7980円と安いんです。

現時点で最高のライフログデバイスを見つけた
眼鏡型ライフログカメラ、24分のプレイバック

 ぼくはこれを非ダテメガネ化してまして、度付きにし、普通にはわからないように録画することが可能となっています。でもできるのは録画だけ。バッテリーのせいか、仕様のせいか、20分少々しか連続撮影できない。

 これがProject Glassであれば、ストリーミングもできるんですよね。たぶん。

 ファンシーなARインタフェースとか、オーバーレイ機能とかなくても、目を共有するだけで、役に立つ場面ってのはあるもんだな、と思った次第です。そのためだけでもProject Glassの意味はある、と。

 これがあれば自由に出歩けない人の代わりに、ガーデニングをしてあげたりもできます。ハンズフリーで、人間の目線で視覚を共有し、会話をできるということが重要なのです。今年の花見の時期に、カミサンは出歩けなかったのですが、その代わりにこんなふうに中継することもできるはずです。

 現時点での解を考えるなら、目の位置にセットできるような小型のカメラをスマートフォンに接続し、SkypeやFaceTimeにつなげるというのが一番の近道かなと思います(FaceTimeの3G対応は秋のiOS 6待ちですが)。

 別にProject Glassじゃなくてもいいので、動画ストリーミングできるカメラ付きメガネができてほしいです。サンコーさん、どうでしょうか?

 Project Glassも最近ではAR的使い方じゃなくて、ハンズフリーでビデオ撮影できますよ、といったプロモーションしかしてませんね。ストリーミングができればそれでも使い道はありますよ、というお話でした。

追記:ソニーが今年の2月21日、Project Glassに対抗できるアイウェアの特許を申請したようです。これは同じアイウェアを装着した二人が視覚を共有できるというもので、ぼくがほしいものに非常に近いです。はやく商品化しないかなあ。

Sony patent filing for glasses would share data face to face, carry more than a hint of Project Glass

 どのような仕組みかは、Patent Boltの記事に図解で詳しく出ています。

追記:さらに調べたら、30秒前に遡れると一時評判になった耳かけ型ビデオカメラ「LOOXCIE LX-1」がAmazon.co.jpで取り扱われて、さらに、ストリーミングできるiPhoneアプリもでていたことが判明。これは使ってみるかなあ。プッシュ2トークで、二者会話ができるみたいだし、ぼくみたいな使い方にはいいかも。

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