iPhoneで「携帯初音ミク」に挑戦
先週、「携帯初音ミクがほしくなるこれだけの状況」というエントリーで、こんなことを書きました。
iPhone用のサンプラーである“Drummer”は15個のパッドが使えるので、うまく配置すれば、「ウォウウォウ」とか「ウーイエイエ」とか「ウワー」とか「ウマウマ」とかいったフレーズを初音ミクや鏡音リン・レンで収録し、リアルタイム再生することができるはず。
その後、思いなやんだ末、iPhoneをjailbreakしてしまい、前述のDrummerをはじめとするiPhone SDK非仕様のネイティブアプリを試してみました。
ZiPhoneという脱獄ソフトを使ってやってみたのですが、インストール途中でうまく動かなくなり、iPhoneが延々とコマンドラインを表示して止まらなくなって青ざめたりいろいろあったのですが、その後なんとか復活して無事に脱獄。いや、本当に冷や汗がでました。
Drummerだけでなく、GuitaristやBeatPhoneといった音楽系ソフトをインストールしまくったわけです。
OpenSSHでMacとiPhoneとのやりとりをするようになり、Drummerと同じ作者であるPianist(旧iAno)のディレクトリを見ることができました。するとそこには16.wavから67.wavまでのファイルがあるではないですか。ということは、これを置き換えれば簡易サンプラーになるはず。
・Pianistの解説(Not renewal):iPod touchでピアノが弾けるPianistのVerが2.0に!
というわけで、実際にやってみました。初音ミクに「あー」と2オクターブ分うたってもらい、それを40.wavから54.wavまでに切り出しました。そして、Cyberduckを使って該当ディレクトリにSCP転送。
とりあえず、「あー」「らー」「うま」「どぅー」というパターンを作ってみましたが、なかなか合う曲がないなあ。
というのも、鍵盤をリリースしたら音が止まる仕組みではなく、打鍵したときから元の音の長さ分、なり続けるという仕組みなのです。
もともとはピアノ音源なので、こういう仕組みでも成立するのでしょう。
Pianistのレコーディング機能を使って、サンプル動画を作ってみました。