携帯初音ミクがほしくなるこれだけの状況
ジェット☆ダイスケさんのエントリーを読んでビックリ。ニンテンドーDS用アコースティックギターシミュレータである「M-06」の強化版である「JAM SESSIONS」が売られているそうです。
前にも書きましたが、この「M-06」はわたしも持っていて、いつか初音ミクと共演させたいと思っていたのでしたが、先を越されちゃいましたね。
ジェット☆ダイスケさんは、Mac上で、Parallelsを使って初音ミクを動かし、DAWにはGarageBandを使っているそうですが、これにM-06もしくはJAM SESSIONSが加わるとかなり強力に。
というのは、GarageBandのギター音源は、アルペジオには強いけれどもコードストロークになるとかなり細かい手間が必要で、M-06のコード弾きってその補完に使えるんですよ。自分でM-06のコードをループ登録しちゃえば後からも使えるし便利。エフェクトは後からつければいいし。
「JAM SESSIONS」は、なんといってもレコーディング機能がいいですね。ループもできるのかなあ。2007年7月には既にでていたそうですが、米国では話題にならなかったのね。Guitar Heroと違ってコードチェンジしなきゃいけないからかな。
これはぜひ手に入れたいです。
携帯サンプラーがほしい
これだけそろってくると、そろそろ手軽に持ち運べる初音ミクというのがでてきてもいいころ。もちろんiPhoneやDSに移植してくれればいいのですが、ヤマハの剣持氏は、CPUパワーが足りないと否定しているので無理でしょう。
VOCALOIDをゲーム機や携帯電話で利用できないか――そんな質問もよく受けるが、音声合成は処理が重く、ゲーム機や携帯にはまだ載せられないという。
となると、サンプラーを使って疑似的に歌ってる雰囲気を作るくらいかなあ。
iPhone用のサンプラーである“Drummer”は15個のパッドが使えるので、うまく配置すれば、「ウォウウォウ」とか「ウーイエイエ」とか「ウワー」とか「ウマウマ」とかいったフレーズを初音ミクや鏡音リン・レンで収録し、リアルタイム再生することができるはず。
このDrummerは、iPhone SDKに正式対応するらしいのですが、それまではjailbreakしたiPhoneやiPod touchを使うしかないわけで。
そこまでのリスクを冒せないという人は、携帯サンプラーで済ませたいところ。でも、よさげなものがまだみつかりません。YAMAHA SU10くらいの大きさのサンプラーってないですかね?
これがうまくいけば、
・シンセ1&ベース&ドラム:DS-10(ニンテンドーDS)
・シンセ2&ドラム:KAOSSILATOR
・ボーカル:初音ミクの一部が入ったDrummer(iPhone)か携帯サンプラー
・アコースティックギター:M-06(ニンテンドーDS) or PocketGuitar(iPhone)or Guitarist(iPhone)
・エレキギター:JAM SESSIONS(ニンテンドーDS) or PocketGuitar(iPhone)
・ピアノ:Pianist(iPhone)
という構成で本格的なバンドができますね。そういえば、iAnoはPianistに名称変更になってました。PocketGuitar対抗のアコギソフト「Guitarist」もでてます。指板を押さえると撥弦されるという、PocketGuitarとは違ったアプローチ。天国への階段を弾いているデモがすごい。
そういえば 去年の11月に、こんなことを書いてました。
ああ、次は携帯初音ミク、でないかなあ。そしたらKAOSSILATORでセッションできるのに。できれば、初音ミクがもっている「アレ」スタイルで。
同じようなことを繰り返しているわけですが、周囲の「ポータブル楽器」状況は確実に進化しつつあります。