「鏡音リン」登場で可能になること
きょう最初にやったのは、「鏡音」を「かがみね」で辞書登録したことです……。ほんとかなあ?→各所で早売りの写真がでているので確定みたいですね→ITmedia Newsで記事になりました。公式イラストの完成版も掲載されています。
初音ミクの次は「鏡音リン」 - ITmedia News
きのう出社したら、初音ミクonlyイベント「ボーマス」でIT戦士がゲットしたという同人誌数冊が回覧されていました。わたしは「ミクが野原でうたったら」のミニ絵本をもっていきました。
そのボーマスの陰に隠れて目立たなかったけど、たぶんそれ以上に重要なイベントのレポートがでていました。
音で聴く『電子音楽 in Japan』!<大阪万博から「初音ミク」まで、レコードで辿る電子音楽50年史>@TOKYO CULTURE CULTURE
敬愛するロジャー・パウエルがけっこう登場していたのもうれしいけど、サンレコでの連載における初音ミクに関するコメントを以前紹介したところの戸田誠司さんがゲストで登場していたそうです。
プロがクオリティの高いのをつくろうとすると6カ月くらいは必要だけど、その頃にはもう流行おくれになってしまっているかもしれないので手が出せない。それが悔しい
たしかにプロとしては、粗削りながらもあの勢いで出されてしまうと困惑する面はあると思います。多少の実験的なことは、すぐに誰かが試みてしまいますからね。
初音ミクのボーカルを鏡音リン(と言われている、初音ミクの妹)に入れ替えるだけで現在の楽曲数が2倍になりうるわけですから、そのポテンシャルってすごいものがあります。少なくとも2万個以上存在しているはずの.vsqファイルのVOCALOID Singerを入れ替えるだけでいいんですから。まあ、全員がCV02を買うとして、ですけど。
さらに、やはり品質的な落差(ボーカルの技量ではなく)を感じずにはいられないMEIKOよりも高度なデュエット曲も可能になるので、この分野はさらに開拓されていくことでしょう。
プロでも、「同レベルのスキルを持った歌手を二人同時に用意する」というのはかなり困難なことだと思われるので、このインフラをうまく使った作品がいろいろ登場してくるのを期待しています。
戸田さんには、10歳と12歳の少女2人のユニットcrybabyでやってた「迷子の天使」を初音ミク×鏡音リンで再演していただきたいと思います。
で、「鏡音リン」に関する疑問をいくつか:
・英語的発音はやはりサポートされない?
・VOCALOID Editorの改良は?
・初音ミクはチェレステですが、髪の色は何色? 鏡だから銀?→DTMマガジンのイラストを見ると、薄いオレンジっぽい。なかなかいい色ではないでしょうか
・「かがみねりん」の略称は「みねりん」か「がみりん」か「かがりん」か「かねりん」か「ねりん」か?
関連記事:
・初音ミクの妹にありがちなこと
・初音ミクが「チェレステ」な件
追記:DTMマガジンでは「The VOCALOID」という別冊を12月中旬に出すそうな。そのためのクリスマスソングコンテストを開催するそうで。
略称は「ざぼ」で確定かな。月刊化するのかな。
さらに追記:イラストをちら見したかぎりでは、ブーツがスピーカーっぽいデザインになっています。スピーカー付きシンセといえば、もちろんEOS。オレンジのカラーは、2個くらいついてるボタンから採ったのでしょうか?
CV03では、木目と鮮やかなイエロー、グリーン、レッドの入った、歴史的名機のCS 80あたりでお願いしたいところ。