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980円で「なんちゃってiPod shuffle」してみる

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 第2世代iPod shuffleを待ってるのですが、10月ももう終わりに近づきつつある中、なかなか発売されません。あのお手軽なシャッフルを待っているのに……。ビックカメラ有楽町店のiPodコーナーに出かけてみても、「そんなものでてるの?」というくらい存在してません。

 そんな折、安物ガジェットマニアとしては見逃せない逸品がありました。ビックカメラのワゴンセールで、980円のMP3プレーヤーが売られていたのです。この「DAP-100N」はSDカードスロットを持ったプレーヤーで、ネックストラップ付きイヤフォン付きでこの値段(リンク先では2980円)。さすがにSDはついてきませんが、使ってないカードが余っているのでコストパフォーマンスは高いです。イヤフォンだけでもこの値段はありませんよ。

 このプレーヤーはMacでも使えます。SDカードさえマウントして、iTunesのプレイリストウィンドウからSDにドラッグ&ドロップすればいいのです。

 でも、このプレーヤーにはけっこう致命的な欠点が。液晶は付いているものの、表示されるのは曲順のみ。ID3タグに何を書き込んでいようが、表示できない。それに操作系はMD並みのしょぼさ。これならいっそシャッフルで、と思ったのですが、そのオプションもない始末。

 iTunesのファイル名は「01 曲名.mp3」というふうになっています。01に入るのは、アルバム内の曲順。つまり、複数のアルバムを入れると、デビッド・ボウイだろうと、アグネス・チャンだろうと、ジョニ・ミッチェルだろうと1曲目が続いてしまうのです。これはさすがに気分が萎えるので、対策を考えました。

 SDカードにコピーした後で、ランダムな数字にファイル名を置き換えてしまえばいいのです。3桁の適当な数字であれば、このプレーヤーは読み取ってくれるらしく、999曲までは「ランダムっぽい」再生をしてくれるはずです。あとはそれをやっつけてくれるユーティリティを見つけるだけ。なんですが……。

 けっきょくのところ、ユーティリティでは見つけることができませんでした。シリアルな番号をファイル名に付加する、というのはあるのですが……。それでは、ということで、「UNIXマシン」であるところのMac OS Xの力をお借りし、macosxhintsフォーラムで見つけたスクリプトを走らせることにしました。

 上から2番目に置かれているスクリプトをちょっと変更して、変更前の拡張子を.jpgから.mp3に、桁数設定で10**10-1を10**3-1に、変更後の拡張子も.jpgから.mp3にします。

ls *.mp3 | perl -ne 'chomp;while(-e ($n = (int(rand(10**3-1)).".mp3"))) {;} rename $_, $n;'

 これで、カード内のMP3ファイルは999.mp3までのランダムなファイル名に置き換えられました。

 SDカードのボリュームにcdした後で上のスクリプトを実行すれば、ファイル名は変更されます。後はカードをイジェクトしてプレーヤーに突っ込むだけで「なんちゃってiPod shuffle」の出来上がりです。

 10分の1の値段+SDの「偽shuffle」、首から下げるとやっぱりちょっと重い……。

追記:「ぶつぶつぶろぐ:MP3 Player DAP-100N」では1980円で買われたようですね。とすると、980円はやっぱり安いか。

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