デジタル田園都市国家インフラ整備計画について
総務省は2022年3月28日、「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」を公表しました。
本整備計画は、、デジタル田園都市国家構想の実現のためには光ファイバ、5G、データセンター/海底ケーブル等のデジタル基盤の整備が不可欠であることを踏まえ、これらの整備に向けて一体的かつ効果的な対策を推進するためのものと位置づけています。
「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」では、
(1)光ファイバ
(2)5G
(3)データセンター/海底ケーブル等
(4)Beyond 5G(いわゆる6G)
について、現状と課題、整備方針、具体的施策等を示すとともに、今後取り組む事項をロードマップにまとめています。
「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」策定の考え方は、
デジタル田園都市国家構想の実現のため、光ファイバ、5G、データセンター/海底ケーブル等のデジタル基盤が不可欠であり、以下の3点について取り組んでいくとしています。
1. 光ファイバ、5G、データセンター/海底ケーブル等のインフラ整備を地方ニーズに即してスピード感をもって推進。
2. 「地域協議会」を開催し、自治体、通信事業者、社会実装関係者等の間で地域におけるデジタル実装とインフラ整備のマッチングを推進。
3. 2030年代のインフラとなる「Beyond 5G」の研究開発を加速。研究成果は2020年代後半から順次、社会実装し、早期のBeyond 5Gの運用開始を実現。
光ファイバ整備の整備方針は、
2027年度末までに世帯カバー率99.9%を目指す。
※ 当面の目標としていた「2030年までに世帯カバー率99.9%」を前倒し。加えて更なる前倒しを追求。
未整備世帯約5万世帯については、光ファイバを必要とする全地域の整備を目指す。
5Gの整備方針は、
5G人口カバー率
【2023年度末】
全国95%(2020年度末実績:30%台)
全市区町村に5G基地局を整備(合計28万局)
【2025年度末】
全国97%
各都道府県90%程度以上(合計30万局)
【2030年度末】
全国・各都道府県99%(合計60万局)
の計画となっています。
具体的なロードマップは以下のとおりです。
出典:総務省 デジタル田園都市国家インフラ整備計画 2022.2.28