自治体DX・情報化推進状況について
総務省は2022年3月29日、「自治体DX・情報化推進概要(令和3年度)のとりまとめ結果」を公表しました。
地方公共団体(都道府県47団体、市区町村1,741団体)を対象に実施した調査結果を実施し、主な実施内容は以下のとおりです。
主な内容
・自治体DXの推進体制等
・行政サービスの向上・高度化
・業務・システムの効率化
・情報セキュリティ対策の実施状況
・デジタルデバイド対策
今年度より、昨年度までの「地方自治情報管理概要」を廃止し、新たに「自治体DX・情報化推進概要」としてとりまとめています。
ポイントを整理しましょう。
CIO・CIO補佐官等の任命
CIOについては都道府県で37団体、市区町村で1,274団体が任命しています。
CIO補佐官等については都道府県で24団体、市区町村で895団体が任命しており、そのうち外部デジタル人材を活用している団体は都道府県で15団体、市区町村で75団体となっています。
出典:総務省 自治体DX・情報化推進概要(令和3年度)のとりまとめ結果 2022.3.29
DXを推進するための全体方針の策定
都道府県で29団体、市区町村で219団体が策定しています。
出典:総務省 自治体DX・情報化推進概要(令和3年度)のとりまとめ結果 2022.3.29
DXを推進するための外部デジタル人材の任用
都道府県で25団体、市区町村で163団体が任用しています。
出典:総務省 自治体DX・情報化推進概要(令和3年度)のとりまとめ結果 2022.3.29
DX推進専任部署の設置
都道府県では42団体(89.4%)、市区町村では438団体(25.2%)がDX推進専任部署を設置しています。
出典:総務省 自治体DX・情報化推進概要(令和3年度)のとりまとめ結果 2022.3.29
DX・情報化を推進するために行っている職員の育成
都道府県では全団体、市区町村では1,069団体がDX・情報化を推進するための職員育成の取組を実施しています。育成の内容は「DX・情報化に関する研修の実施」を行っている団体が多くなっています。