教育・人材育成システムの転換の方向性
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内閣府は2021年11月25日、「総合科学技術・イノベーション会議 教育・人材育成ワーキンググループ(第4回)」を開催しました。
今回は、教育・人材育成システムの転換の方向性について、とりあげたいと思います。
統制のとれた組織のもとで機械・設備に合わせて標準化される工業化社会においては、同質性・均質性を備えた一律一様の教育・人材育成が求められ、一斉授業・平等主義のもとに世界トップレベルの教育・人材育成システムが日本の大きな経済成長を支えてきました。
しかし、人口減少・少子化の深刻化とともに、今、目の前にある「新たな価値創造」「イノベーション創出」「一人ひとりの多様な幸せ」を目指すSociety5.0時代、DX、そしてアフターコロナという大きな時代の転換期にある今、教育・人材育成システムの抜本的な転換が急務となっています。
多様性を重視した教育・人材育成では、個別最適な学びや協働的な学びが重要となっています。
学びでは以下の3つをポイントにあげています。
探究力重視
自ら学びを調整し、社会に生きる学びや試行錯誤しながら、自ら課題を設定し課題に立ち向かう「探究力」を評価
社会とシームレスなレイヤー構造
社会や専門的な力を入れて、一人ひとりの認知の特性を踏まえて、その力をさら
に伸ばす構造
子供の主体性
大人の成功体験や経験にとらわれず、子供の好奇心や個人の興味・関心に応じた学びや進路選択の実現
出典:総合科学技術・イノベーション会議 教育・人材育成ワーキンググループ(第4回)
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