プライバシー・インパクト・アセスメントなどが過度な期待のピーク期に、　ガートナー、「日本におけるセキュリティ (アプリ、データ、プライバシー) のハイプ・サイクル：2021年」を発表

ガートナージャパンは2021年11月9日、「日本におけるセキュリティ (アプリ、データ、プライバシー) のハイプ・サイクル：2021年」を発表しました。

出典：ガートナージャパン 2021.11

「過度な期待のピーク期（Peak of Inflated Expectations）」には、

クラウド・ネイティブDLP(Data Loss Prevention)、マルチクラウドKMaaS、プライバシー・インパクト・アセスメント(PIA）、クラウドソースのセキュリティ・テスト・プラットフォーム

などとなっています。

過度な期待のピーク期にきているクラウド・ネイティブDLPは、パブリック・クラウドやSaaS環境における機密情報に関わるトランザクションあるいはデータ保存において、データの保護および制御を提供する機能です。クラウド環境でのデータ活用が増えていることを背景にこれらへの関心が高まってるとしています。

一方、「黎明期（Innovation Trigger）」にあるのが、

プライバシー強化コンピュテーション (PEC)、クラウド・ネイティブ・アプリケーション保護プラットフォーム (CNAPP)、デジタル倫理、ブロックチェーンを用いたデータ・セキュリティ、サーバレス・ファンクション・セキュリティ、コンテナ／K８sセキュリティ

などとなっています。

ガートナーは、2025年までに大規模組織の60%が、信頼できない環境やマルチパーティのデータ分析のユースケースでデータを処理するためにPECを採用するようになると予測しています。