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NTT と Equinix が牽引するAPACの成長するコロケーション市場、2022年には北米を抜いて最大市場に

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Synergy Research Groupは2021年9月15日、APACの地域ごとのコロケーション市場調査を公表しました。

NTT and Equinix Lead a Fragmented but Rapidly Growing APAC Colocation Market

第2四半期APACのコロケーション市場はNTT と Equinixが牽引しています。両社はAPACの主要国のうち少なくとも4か国でかなりの市場シェアを持っているため、地域全体で最も強力な存在感を示しています。

3位から5位にランクされているのは、中国電信、GDS、21Vianetなど中国企業となっています。2つ以上の国の市場で名前のあるコロケーション事業者には、KDDI Telehouse、STT GDC、Global Switch、Digital Realty、Keppelなどが連ねています。

新規事業社として、参入しようとしている事業者には、AirTrunk、Princeton Digital Group、Chindataなどがあります。

世界のコロケーション市場全体をみると北米がリードしていますが、APACだけをみると、中国と日本がAPAC市場の6割近くを締めています。これらに続くのが、シンガポール、オーストラリア、インド、香港です。これらの地域は、世界のトップ10にすべて含まれており、EMEAを上回るAPACが世界でも大きな存在感を締めています。

Synergy Research Groupの調査では、今後5年間、さらに成長を続け、2022年には北米を抜いて、APACが世界最大のコロケーション市場に成長すると予測しています。

特に、ハイパースケールクラウド事業者が市場を大きく後押ししています。

スクリーンショット 2021-09-18 093619.jpg

出典:Synergy Research Group 2021.9.15

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