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データ関連人材のロールモデルとスキルセット

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内閣府は2021年4月26日、「データ戦略タスクフォース(第6回)」を開催しました。

この中から、データ関連人材のロールモデルとスキルセットについて、とりあげたいと思います。

◼ 「データ戦略タスクフォース 第一次とりまとめ」(令和2年12月21日)において、人材に関して以下のとおり記載しています。

V 人材・組織
1.人材
我が国のデータ関連人材の不足が指摘されて長年経過しており、IT 戦略やAI 戦略を通じてその育成に取組んでいる
が、社会の需要の増大もあり充足しているとは言えない。存在するデータ関連人材もデータベースを実装するための技術者に偏っており、データアーキテクト、データアナリスト、データエンジニア、データサイエンティストなどが足りていない。
そのため、データ戦略で求められる人材を体系的に供給するとともに、その人材が能力を発揮できる環境整備が必要であり、職種ニーズの把握を行いつつ、必要なスキルの定義、役割の明確化を図るとともに、大学などの高等教育の現場の強化を図り、また、IT 総合戦略室は、データ人材採用/評価のフレームワーク、ガイドライン、Web ベースのトレーニングコースの整備(2020 年度中)などに取組むこととする。
なお、データ戦略における政府自治体の役割の増大に鑑み、公務員人材の強化が喫緊の課題となっており、海外等の先進事例を参考に、職員全体のデータリテラシー向上策について 2020 年度中に方針を整備し、2021 年度早期に教材整備を行う。

「データ人材フレームワーク」におけるデータ人材モデルおよびロールを、データ・アーキテクト、データ・アナリスト、データベース・エンジニア、データ・サイエンティスト、それぞれ定義しています。

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出典:データ戦略タスクフォース(第6回) 2021.4

また、データ人材に求められるスキルをと各人材モデルのスキルセットを定義しています。

スクリーンショット 2021-04-29 10.00.58.png

スクリーンショット 2021-04-29 10.01.42.png

出典:データ戦略タスクフォース(第6回) 2021.4

データ関連の人材を育成と、という議論にはなりますが、データ人材モデルおよびロール、スキルセットを踏まえた上で対応していくことが重要です。

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