DX解説（３３）デジタル技術による価値創出とは

DX推進の重要性が議論され、各企業がDX推進にさまざまな形で取り組むケースが増えています。

しかし、その多くは、組織ごとのアナログ情報のデジタル情報化や、業務の改善など、デジタイゼーションやデジタライゼーションにとどまっているケースが多く見受けられます。

企業がDXを推進し、デジタル化による企業の優位性を高めていくためには、競争力のある新しいビジネスを生み出すことによる価値創出です。

昨今、新たなデジタル技術を利用してこれまでにない製品やサービス、ビジネスモデルが生まれるようになってきている。

デジタル技術を最大限に活用し、新たなビジネス価値を創出するための企画力や構想力が必要となります。

アナログ中心の世界では、なかなか異業種の分野に事業を拡大することは難しケースもありましたが、DXを通じて、新しいビジネスモデル、製品やサービス提供、新たな市場創出への参入が容易となっています。

その分、競争も厳しくなり、デジタルテクノロジーを活用し、ダイナミックに変化に臨機に対応し、事業を推進し、持続的に競争力を高めていくことが重要となります。

出所：経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12

※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」（2020年12月28日）を公表しており、この資料からも適宜引用しています。