DX解説(29)データドリブン企業への道
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DXに取り組み、データドリブン企業まで展開するには、段階的なステップが重要となります。
まずは、小さなプロジェクトの成功による部分的な成功体験です。
小規模のゴールを設定して目的に沿ったチームを組織し、データ活用の有効性を示すことがポイントになります。
部分的な試行をするこで、知見の蓄積を行うことが、PoCを通じた次へのステップとなります。
次に、全社展開による全社での成功です。
たとえば、データ活用の専門チームを組織し、会社が直面する問題やビジネス課題の解決に取り組むことがポイントになります。
部分的な成功体験や知見を集約し、自社の業務改革や新しいビジネスの創造など、ビジネスへの貢献が重要となります。
そして、データドリブン企業としての組織文化への定着です。
社員一人一人がデータを活用し、 知見の普及により、ビジネス課題の解決に取り組み、さらには、新規価値創造
にもつなげていくことがポイントとなります。
デジタルエンタープライズではビジネス判断にデータを用いて、TOBEへつながるPoCを実施しながらデータを活用する風土を醸成し、
既存ビジネスの変革や新規ビジネスの創出に、当たり前にデータを用いるようになることが組織文化のデジタルトランスフォーメーションとなります。
出所:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12
※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」(2020年12月28日)を公表しており、この資料からも適宜引用しています。
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