DX解説（１９） データ活用による既存ビジネスのバリューアップ

データ活用には、大きく分けて２つの目的があります。

一つは、売上拡大やコスト削減といった既存ビジネスの生産性向上です。

データ活用による既存ビジネスの生産性向上は様々な業界で実施されてます。

たとえば、売上拡大には、データを活用したデジタルマーケティング、コスト削減ではデータを活用した不正検知や予知保全、品質向上といったこともあるでしょう。

企業のDX推進を指す場合、多くはこの生産性向上や業務改善が多くを締めています。

もう一つは、企業がデータを活用して、新たなビジネスを創造することも重要です。

が、既存ビジネスでのデータ活用で得た利益や知見を新規ビジネスに繋げていくことも一つの手段となりますので、

データを活用したガバナンスの守りの対応と、データイネーブルメント、データイノベーションによる新規ビジネス創出なども需要なアプローチとなっていくでしょう。

出所：経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12

※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」（2020年12月28日）を公表しており、この資料からも適宜引用しています。