増加する国内のインターネットトラフィック、11月は前年同月比56.7%増の推定約19.8Tbpsに
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総務省は2021年2月5日、2020年11月の「インターネットにおけるトラヒックの集計・試算」を公表しました。
総務省では、国内の固定系ブロードバンドインターネットにおけるトラヒック(通信量)の実態を把握するためインターネットサービスプロバイダ(ISP)9社(注1)、インターネットエクスチェンジ(IX)5団体及び研究者協力を得て、実施しています。
2020年11月の我が国の固定系ブロードバンドインターネットサービス契約者の総ダウンロードトラヒックは、推定で約19.8Tbps(1契約1か月当たり約154GB)となっており、前年同月比56.7%増となっています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のための在宅時間増により、トラヒックが大幅に増加した2020年5月比では大きくは増加していませんが、前年同月比でみると大幅に増加しており、ニューノーマルによるインターネット利用の拡大が伺えます。
出所:総務省 インターネットにおけるトラヒックの集計・試算 2021.2
曜日/時間帯別トラヒックの変化もみてみたいと思います。
2020年11月集計においては、固定系ブロードバンドサービス契約者のトラヒック[A1]のピークの時間帯は、前年同月分に比べて早まる傾向が確認された (2時間毎の集計値。なお、一日のピークトラヒック(ダウンロード)を比較した場合、前年同月比で平日は45.8%増、休日は42.8%増となっています。
出所:総務省 インターネットにおけるトラヒックの集計・試算 2021.2
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