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DX解説(3)デジタルトランスフォーメーションとは

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新型コロナウイルス感染拡大の影響により、経済活動が制約され、企業の多くが戦略の見直しを迫られています。

今後も新型コロナウイルス感染拡大のような社会経済に大きなインパクトを与える脅威にさらされ、これらの不確実性の時代を新常態(ニューノーマル)と捉え、時代の変化に対応した企業変革力を強化していくことが求められています。

その手法の一つとして注目されているのが、企業における「デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)」の推進です。

「デジタルトランスフォーメーション(DX)」とは、

デジタル技術の進展による社会や産業構造の劇的な変化に対応しつつ、自社の事業と組織の変革、および意識や制度改革を経営視点で遂行し、デジタル技術を活用して、新たなサービスやビジネス・モデルを創造し、顧客の価値体験の変革を図ることで新しい価値を創出し、他社より早く自社の競争優位性を確立すること

を指します。

デジタル技術には、クラウドやAI、IoTなどの技術があります。

経済産業省では、DX の定義として、2019 年 7 月に取りまとめられた「DX 推進指標とそのガイダンス」では、

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立する」

こととしています。

DXは、デジタル技術の活用に加え、自社の事業と組織や文化・風土の変革、意識や制度改革といった経営視点で遂行するといった人と組織の取組みも含まれます。

DXのスタートラインは、短期間で実現できる課題を明らかにし、ツール導入等によって解決できる足元の課題には即座に取り組み、DX のスタートラインに立つことが求められる。その上で、競争優位の獲得という戦略的ゴールに向かって繰り返し変革のアプローチを続けることこそが企業に求められる DX であると考えるべきであるとしています。

競争優位の獲得、確立のためのDX推進ということが重要になっています。

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