DX解説(11)デジタルトランスフォーメーション(DX)を成功させるための7要素
日本の企業において、DX推進の重要性を重視しているケースは増えているものの、PoCで終わってしまうケースも多く、なかなか成果を出せないといったケースも多いと考えられます。
オープングループが提供するDPBoK(Digital Practitioner Body of Knowledge)ではデジタルトランスフォーメーション成功の鍵として組織文化、ビジネスプロセス、製品/サービスなど7つの要素をあげています。
1)顧客接点を意識したプロセス改革(Business Process Transformation)
2)顧客満足度、提供価値の向上(Customer Engagement and Experience)
3)需要にマッチした製品/サービスデザイン(Prodct for Service Digitaization)
4)アジリティの実現とデータ活用(IT and Delivery Transformation)
5)データドリブンの意思決定と持続的成長(Origanaizational Culture)
6)組織として正しい意思決定、利益に繋がる方向性提示(Strategy)
7)顧客・パートナーとの相乗効果(Ecosystem and Business Model)
すべての要素において、同時に変革を進めていく重要性が述べられており、どの要素も必要不可欠です。
1)2)3)では顧客接点や顧客志向、顧客ニーズが重視されており、それらに対して、迅速かつ柔軟に対応するためのアジリティやデータ、データ取りbんによる意思決定、さらには、持続的成長の視点が重要となります。
DXの推進には、組織文化の変革や意思決定、利益につながるモデルや方向性の提示。そして、顧客やパートナーとのエコシステムを通じてエコシステムを形成していくことにあります。
出所:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12
※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」(2020年12月28日)を公表しており、この資料からも適宜引用しています。