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ポイント還元事業では、対象決済金額は約11.7兆円、還元額は約4870億円

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経済産業省は2020年9月11日、「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」第3回検討会を開催しました。

今回は、この中から、【ポイント還元事業】店舗の種類別の登録状況と利用状況についてとりあげたいと思います。

2020年6月末時点の加盟店登録数は、約115万店となっています。

このうち、5%還元対象の中小・小規模事業者(個店)の登録数が約105万店(約91%)
2%還元対象のフランチャイズチェーン(コンビニ以外)の登録数が約5.2万店(約5%)
コンビニの登録数が約5.5万店(約5%)
登録決済事業者数が1,103社

となっています。

2019年10月1日~2020年6月22日までの対象決済金額は約11.7兆円、還元額は約4870億円となっています。

このうち、5%還元対象の中小・小規模事業者(個店)の還元額は約4210億円(約87%)
2%還元対象のフランチャイズチェーン(コンビニ以外)の還元額は約150億円(約3%)
コンビニの還元額は約510億円(約10%)

となっています。

加盟店は登録数は中小・小規模事業者が多くを締めています。また、決裁金額はクレジットカードが最も多く、それぞれの決済手段によって、決済単価も大きくことなっています。

決済の金額では、500円未満が約35%と最も多くなっています。

スクリーンショット 2020-09-13 110158.jpg

出所:経済産業省 キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会 2020.9

還元事業による顧客獲得効果 では、

還元事業参加店舗の約38%は、顧客獲得に効果があった。

還元事業による業務効率化効果 では、

還元事業をきっかけにキャッシュレスを導入又は追加した店舗の約46%が、業務効率化に効果があった。

還元事業の効果 還元事業終了後の、キャッシュレスの支払い手段の提供 では、

還元事業終了後も、どの地域区分でも、どの売上規模でも、
還元事業参加店舗の9割前後が、キャッシュレスの支払い手段の提供を続けるとしている。

事業終了後もキャッシュレスを利用したいか では、

現在キャッシュレスを利用している消費者のうち、どの年代でも8割前後が、還元事業終了後もキャッシュレスを利用したいと回答。

となっています。

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