新型コロナウイルスの影響により、上場企業の業績修正は1兆4100億超。減収減益を見込む企業は44.4%
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帝国データバンクは2020年4月8日、「新型コロナウイルスの影響による上場企業の業績修正動向調査(2020年4月8日時点)」を公表しました。
「新型コロナウイルス」の影響を受けたとして業績予想の下方修正(連結、非連結)を発表した上場企業は4月8日までに累計161社(前回調査から20社増)となっています。161社が下方修正をおこなったことで減少した売上高の合計は約1兆4100億5400万円(前回調査から約2227億4200万円増)となっています。
特に製造業の修正が多く、累計で61社、4100億円を超えています。一方、最も修正金額が多いのが金融・保険業となっています。構成比は35%を超えています。
出所:帝国データバンク 2020.4
また、帝国データバンクは2020年4月14日に、「2020 年度の業績見通しに関する企業の意識調査」も公表しています。
企業の 44.4%が「減収減益」の見通し、前回調査から 22.6 ポイントの大幅増となっています。2020 年度の業績見通しを業界別にみると、『卸売』(60.2%)、『小売』(60.0%)は 6 割以上で減収を見込んでおり、10 業界中 8 業界で 5 割を上回るなど、幅広い業界が厳しく見通しています。
出所:帝国データバンク 2020.4
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