製造業における全企業の3分の2は、上場企業を頂点とする取引構造で、多重取引構造は利益率を大きく下げている。
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経済産業省は2019年10月25日、「第2回 産業構造審議会 成長戦略部会」を開催しました。
この中から、日本の製造業における取引構造について、紹介したいと思います。
製造業における全企業の3分の2は、上場企業を頂点とする取引構造に属しています。
出所:経済産業省 第2回 産業構造審議会 成長戦略部会 2019.10
製造業の利益率は、取引階層を経るに従って低下する傾向となっています。上場企業の純利益率が4.89%に対して、非上場の5次取引企業の利益率は4分の1以下の1.11%です。
今後、国内の製造業が縮小していくことになれば、下請け取引企業は、これらの利益率で、事業を運営していくことは益々厳しくなっていくでしょう。。
出所:経済産業省 第2回 産業構造審議会 成長戦略部会 2019.10
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