Google、Microsoft、Amazon、Apple、Facebookによるハイパースケール事業者の設備投資は第2四半期に59%増加し、年初から記録を更新。上位5社のシェアは70%に
Synergy Research Group は2018年8月27日、ハイパースケール事業者の第2四半期設備投資に関する動向を公表しました。
Hyperscale Capex Jumped 59% in the Second Quarter, Maintaining Record Start to Year
Synergy Research Groupの第2四半期のデータによると、ハイパースケール事業者の設備投資は前年同期比で59%増加し、過去最高を記録しています。 上半期の設備投資額は530億ドルで、2017年の上半期の310億ドルから増加となっています。第2四半期の設備投資は、Googleが3月にマンハッタンのチェルシーマーケットを買収したことで、これまでにないほど投資額となっています。
過去10四半期で上位5グループは常にGoogle、Microsoft、Amazon、Apple、Facebookで構成されており、全体的にはハイパースケール事業者の設備投資が70%を占めています。 第5四半期の大手5社のうち3社の設備投資水準が過去最高を記録しており、よりハイパースケール事業者とその他の事業者の差は顕著となっています。
出所:Synergy Research Group 2018.8
ハイパースケール事業者の設備投資の多くは、大規模データセンター関連の建設と事業拡大(IaaS、PaaS、SaaS、検索、ソーシャルネットワーキング、電子商取引等) が占めています。この調査は、世界の主要クラウドとインターネットサービス企業の20社の設備投資とデータセンターの占有率を分析したもので、大規模データセンターは、現在420に増えているとしています。
Google、Microsoft、Amazon、Apple、Facebookの上位5社に、Alibaba、Baidu、IBM、JD.com、NTT、Oracle、SAP、Tencentが続いています。日本企業はNTTのみです。