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パブリッククラウドサービスの収益の70%は、2021年までにトップ10のパブリッククラウド事業者に支配される

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米調査会社のガートナーは2017年10月12日、「世界のパブリッククラウドサービス市場」に関する市場予測を公表しました。

Gartner Forecasts Worldwide Public Cloud Services Revenue to Reach $260 Billion in 2017

ガートナーによると、世界のパブリッククラウドサービス市場の収益は2016年の2,196億ドルから2017年は8.5%成長し2,620億ドルとなり、2020年には4110億ドルを超えると予測しています。

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特に成長が顕著なのは、SaaSはとなっており、2017年の予測も以前の予測よりも速く、パブリッククラウドの収益予想全体に大きく後押ししています。

収益の最大成長が見込まれているのが、2017年には36.6%増の347億ドルに達すると予測されるクラウドシステムインフラストラクチャサービス(インフラストラクチャサービス(IaaS))です。

パブリッククラウドの収益は当初予測よりも強くなっており、2018年以降も成長を見込まれています。

ベンダーシェアに関しては、パブリッククラウドサービスの収益の70%が2021年までにトップ10のパブリッククラウドプロバイダーに支配されると予測しています。「IaaSセグメントでは、Amazon、Microsoft、Alibabaはすでに市場で強力な地位を占めているとしており、続くのはグーグルやのGoogel Cloud PlatformやIBMのBluemixなどがあげられます。パブリッククラウドサービスの市場成長は今後も大きな成長が見込まれるものの、事業者の競争はさらに厳しくなり、淘汰や再編など、さまざまな動きも出てくるでしょう。

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