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2020年までに90%の組織がハイブリッドインフラマネジメントを採用

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米調査会社のガートナーは2017年4月5日、2020年のITインフラサービスの市場予測を公表しました。

Gartner Says a Massive Shift to Hybrid Infrastructure Services Is Underway

ガートナーは、2020年までに、組織の90%がハイブリッドインフラ管理機能を採用すると予測しています。

ガートナーの調査によると、従来のデータセンターアウトソーシング(DCO)市場は世2016年の551億ドルから2020年には452億ドルに減少すると予測しています。

その一方で、クラウドサービス市場は、2016年の233億ドルから2020年には684億ドルに増加、コロケーション及びホスティングサービス市場は2016年の539億ドルから2020年には745億ドル、インフラ・ユーティリティ・サービス(IUS)は、2016年の213億ドルから2020年には370億ドルに増加すると予測しています。

つまり、世界のデータセンターサービス市場全体で、データセンターアウトソーシング(DCO)は大きく減少し、2020年には、世界のデータセンターサービス市場で、クラウドやホスティングが2,280億ドルの約35%を占めるようになると予測しています。

ガートナーの調査によると、企業の世界のデータセンターアウトソーシング(DCO)の利用状況では、20%の企業が今後12ヶ月でハイブリッドインフラサービスを利用すると予測しています。

ガートナーでは、従来のデータセンターアウトソーシング(DCO)の減少とクラウドとの共存は、ハイブリッドインフラサービスへの大きな転換が進んでいることを示しています。

また、ハイブリッドインフラサービスを採用する組織は、、コストを最適化し、効率を向上させることができますが、マルチソース環境でエンドツーエンドのサービスを提供するための適切なツールセットの選択が複雑になるため、2020年までに90%の組織がハイブリッドインフラマネジメントを採用するようになるだろうと予測しています。

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