「第一回 Open Compute Project Japan Meet up」に参加してきました
2014年5月19日、「第一回 Open Compute Project Japan (OCPJ)Meet up」がNTTコミュニケーションズの汐留プレゼンルームで開催されました。私自身は運営委員の立場としても参加させていただきました。
会員限定ですが、100名前後の会員企業が参加されるなど、OCPJに対する関心度の高さが伺えました。
本Meet upでは、OCPJの活動や取り組み、台湾との連携、IDCフロンティアやCTC、ネットワンなど各社からOCPに関する取り組みが紹介されました。
会場では、OCPの特集が組まれた週間BCNも配られました。特集「OSSのハードウェア板がやってくる!?」です。
BCNでは各社の現状や今後の取り組みなどがそれなりに具体的に紹介されています。
今回の「OCPJ Meet up」で各社が取り組みの紹介では、クラウドサービス、ストレージサービス、ベアメタルサーバなどのサーバサービスの増加や、次世代インフラサービスやデータセンターにおける購買や調達、構築のあり方などの検証のための事例が紹介されています。すでに、一部のサービスではOCP仕様のサーバーが採用されている事例が紹介されています。
印象的な言葉は
チャレンジはするが、ギャンブルはしない
とあるように、将来のコスト競争や、テクノロジーへのキャッチアップ、などへの備えをしているいう印象を持ちました。
CTCのようなOpen Compute Project 仕様の調達や構築、運用保守、品質保証を行う事業者も出てくるでしょう。CTCのセッションでは、OCPに向いているシステムとして、企業の基幹系システムよりも、サーバーの可用性を重視し規模の経済を生かしたクラウドやビッグデータ、社会基盤系のサービスの例が紹介されました。
まだまだ検討していくべきテーマは山積していますが、OCPが立ち上がり、ステージも変化し、ある種のブランドも確立しつつあります。OCP仕様のサーバーなどのハードウェアの普及に伴い、ハードウェアのサプライチェーンやエコシステムの流れも大きく変化していく可能性が考えられるでしょう。