『ネットビジネスの終わり』をTwitterで#twiyomiしてみた
先日、「『朝のカフェで鍛える 実践的マーケティング力』をTwitterでつぶやきながら読んでみた(#twiyomi)」で#twiyomiの紹介をしましたが、今回は『ネットビジネスの終わり』に挑戦してみました。以下、#twiyomi のTL(Time Line)をピックアップします。
我が国の産業は、より多彩で多種、高性能な製品やサービスの提供を求められる一方で、国際的な競争の中で高い利益率を叩き出すための効率性を確保しなければ存続自体が危ういところまで来ている。(ネットビジネスの終わり) #twiyomi
誰もが日本の少子化が進み、今後は飛躍的な経済成長を遂げることはむつかしいことを知っている。日本は世界を相手に商売し、利益を上げ続けなければ、資源が乏しく、国際経済の中で埋没していく運命にあることも知っている。 #twiyomi
問題なのは、国家が成長戦略を見失い、活気ある経済を作り上げる有効な経済・産業政策を打ち出せずにいることである。生き残るためにより熾烈な競争をしなければ国民の生活を維持できないことが自明となった。 #twiyomi
日本は技術で勝り、事業で負けた。海外でモノを売り捌くためのドクトリン(方法論)が色褪せているか、そもそも存在しないという状況にあるためである。 #twiyomi
日本の携帯事業が世界的な競争に勝ち残れない理由は、規模が小さいこと、成長力のある有望な国の商圏を確保するための大型投資ができないこと、事業内容が総花的で絞り込む意志決定ができないか極めて遅いことにある。 #twiyomi
他国の業界事情をいち早く理解し、強力に設備投資を推し進めるためのプロセスも併せて提供するというシステム化された取引関係の構築は、日本企業のもっとも不得意とするところのように感じられる。 #twiyomi
我が国の産業に圧倒的に欠けている事案とは、モノを世界に売っていくための仕組みづくりであり、システムであり、ジレンマの克服なのである。ソフト寄りの着想で事業を展開していかなければ、どんなに歴史のある企業といえど変化に飲み込まれて消滅してしまうことだろう。 #twiyomi
"情報革命によって、情報を扱うことで対価を得ていたメディア関連事業は、極めて困難な状況に追いやられてしまっているのだ。中長期的な会社組織自体の存在も危ぶまれる状態に陥っている。 #twiyomi"
既存の情報産業がネット時代の新自由主義的な自由競争の流儀で戦う必要は必ずしもなく、いかに無秩序なネットの現状を統制し公正な競争状態に導いていくかが、今一番求められていることなのである。 #twiyomi
情報革命によって、多くのことを効率的に大量に知ることができる技術を獲得し、情報化社会に突入したからといっても私たちが現在抱えている社会問題は実際にどれだけ解決したのだろうか。 #twiyomi
「Web2.0」「クラウド」等の概念の一つは、技術的、抽象的であり、必ずしも思想的意味は持たない。数理モデルから導き出されたネット上の事象にすぎず、あくまでウェブを使ったユーザやそこでビジネスを行う人々が実証したユーザの行動結果の集積と分析にすぎない。 #twiyomi
小粒の一発芸の企業が短期的な高収益事業を作り上げて経済のメインストリームに躍り出ようとしているが、国家の経済を支えるようなビックビジネスとして相応しい風格や行動指針を示してリーダシップを発揮しようという甲斐性はまったく見られない。 #twiyomi
「Web2.0」等新しいキーワードが出るたびに、消費しつくされ、それを標榜して事業資金を集めようとする企業家が大量に現れる。数年して、キーワードが色褪せると、過半の企業が赤字のため消滅、撤退する。 #twiyomi
情報革命を標榜する情報化社会とそれに伴ってバブルのように発生した世界的な金余り現象は表裏一体となって、情報を生み出す従来の産業を敗者とした。 #twiyomi
技術革新でバラ色の未来図を楽観的に思い描いていたネット業界も、結果を見てみれば社会のフラット化どころか、適切な競争戦略や規制のなかった分、より露骨な資本の論理に揉まれ、従来の業界以上に強者と弱者が激烈な分裂を遂げるという悲惨な実情だけがあわらになったと言える。 #twiyomi
フラット化された情報社会は、むしろ不公正であり、能力のある者は有益な情報を得て栄え、生かせない者は塔の底辺で這いつくばる。人々は細分化されセグメント化され孤立化し、フラット化が進んでお互いに対立する「万人の万人に対する闘争」状態となる。 #twiyomi
以上『ネットビジネスの終わり』を読了。全体的にネガティブな意見が並んでたのが印象的でした。 #twiyomi
かなり尖った内容も多かったため、賛同するご意見も多かった反面、「傲慢だ」というご意見もいただきました。#twiyomiのいいところは、こういった反応を見ながら、読書を楽しむことができる、皆で本を読んでいる感覚になれるところがあるのがおもしろいところです。