T-01Aの「リッチ・モバイル」環境をビジネスに
クラウドコンピューティングの市場成長を後押しするのにネットブック、そしてスマートフォンの存在があります。特にスマートフォンを中心としたモバイルの分野の市場競争は熾烈です。iPhoneやAndroid、そしてWindows Mobile 6.5(発売予定)等、携帯向けOS市場の勝者の行方は注目です。
T-01Aに代表されるように高速CPUが搭載されるスマートフォンは、ソフトウエアをインストールしても動作がスムーズのため、ビジネス用途においてもかなり向いています。スマートフォンの「リッチ・モバイル」環境をビジネスに活用するというケースは今後さらに増えていくことになるでしょう。
先日、あるきっかけで、T-01Aに「Biz/Browser」をインストールしていただきました。購買管理のデモのデータもいれていただきました。Biz/BrowserはPCだけでなくWindows Mobileを搭載しているスマートフォンにもインストールすることができます。Biz/Browserは、高操作性、高速な画面表示レスポンス、クライアントPCでのオフライン作業を可能にすることができる「リッチクライアント」製品として位置づけています。
Biz/Browserで必要なデータは一気にダウンロードし、普段の業務はその差分だけの通信だけで対応できるため、通常のMobile用のブラウザと比べるとかなり快適にストレスなく作業ができるようになります。「クラウド」と「ブラウザのインターフェイス」と「リッチ・モバイル」のいいとこ取りができる「クラウド・ブラウザ」と位置づけてみてもおもしろいかもしれません。
今後、T-01A等の高速スマートフォン、つまり「リッチ・モバイル」の環境を使ったビジネスでの活用は、今後本格的に普及していくことが予想されます。私自身は、iPhoneやAndroidケータイはコンシューマーの分野で利用用途が広がり、T-01Aはビジネスの分野で活用されるようになるのではないかと考えています。
T-01Aの4.1インチの大きな画面と高速CPUの「リッチ・モバイル」を最大限に生かすことのできるアプリケーションの充実が求められるところです。