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NGNとユーザ視点(7) コンシューマ分野は?

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3-2. コンシューマ分野

コンシューマ分野で普及が期待される一つに映像分野があげられます。NGNのQOS(Quality of Service)を利用した品質確保型VOD(Video On Demand)や地上デジタル放送のIP再送信が利用できるNTTぷららが提供する「ひかりTV」のIPTV(Internet Protocol TeleVision)の普及が今後本格化していくことが予想されます。 

市場の成長が見込まれているデジタルサイネージ(屋外広告)の市場においても、NGNの安定した配信技術がその成長を支援することになるでしょう。そして、コンシューマ向けの金融サービスやプレミアムサービスの普及においてもNGNのセキュリティや高品質なネットワークの利点を生かした活用が期待されます。

また、音声品質が従来の3.4KHZから7KHZになり音声が非常にクリアで高品質になります。電話から本人を見分けることが容易になり、NGNが普及し、高品質のIP電話を利用する利用ユーザが増えたら、もしかしたらおれおれ詐欺が少なくなるかもしれません。 

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NGNではリリース3において、ユビキタスの機能が強化される予定で、情報家電のネットワーク化や、SIP機能を活用したプレゼンス管理やワンナンバーサービスなどの固定と携帯の融合を意味するFMC(Fixed Mobile Convergence)の普及が期待されます。

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