NGNが普及すれば仮想社会はまた盛り上がる!?
昨日(5月29日)、「Business Blog & SNS World 2008」と「Virtual World Conference & EXPO 2008」に参加してきました。「Business Blog & SNS World 08」は、セミナーは盛況なものも多かったようですが、各ブースは、昨年度と比べてさらに盛り上がりに欠けてきたような気がします。
ブログやSNSによる機能についてのユーザ側の理解度は高まってきており、後は、いかに活用するかという活用範囲の多様性に興味に移っているようで、その意味でセミナーに関心が高まっているのではないかと勝手に推測しています。昨年度は、「Business Blog & SNS World 07 に参加して」を書かせていただきましたが、今回は、残念ながら省略させていただきます。
併設していたのが、「Virtual World Conference & EXPO 2008」です。非常に新鮮みを感じながら見学させていただきました。ただ、アジア最大級の仮想世界イベントという割にはあまり大きな展示会ではなかったような気がします。認知度はまだまだと言ったところでしょうか。仮想社会はまだまだ盛り上がりに欠けているのが現状ではないかと思います。
ちょっと情報通信屋の視点で仮想社会を見てみたいと思います。「3Di」のブースではNTTとの提携の記事が配られ、内容は、NGNと仮想社会のビジネスについてでした。説明員の方に「NGNを利用すると仮想社会はどう変化するのですか?」と聞いてみました。自分の視点も含めて整理するとポイントは以下のとおりです。
- 仮想社会は公共性の高い分野にも広がる(例えば、教育や医療等)
- 仮想社会になりすましが少なくなり、安全性が高まる
- 仮想世界の中で様々なAP連携が生まれ、加速する
- 認証や課金の仕組みが安全に利用できお金が流れやすくなる
- 通信品質の安定した環境下で仮想世界がストレスなく楽しめる
NGNと仮想社会の関係は、また折を見て詳しく調査していきたいと考えていますが、これからNGNのエリアが広がり、サービス機能が充実した際に、仮想社会の新しいカタチが生まれているのかもしれないと少し楽しみにしているところです。