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NGNで社会は変わるか?(1)

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皆さんNGNという言葉を聞いたことがあるでしょうか?「Yahoo! Japan トレンドワード」で「NGN」というキーワードを検索してみましたが、まだまだあまり話題に上っていないのが現状です。また、20076月~7月に日経マーケット・アクセスが実施したNGNに関するアンケート調査でも企業の認知度は半分に対して、個人の認知度は2割にも満たない状況です(関連記事)。

 
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27日にNTT東西地域会社が「次世代ネットワーク(NGN)商用サービスの提供に向けた検討状況について」の中で商用NGNの概要を公表しました。光ブロードバンドのサービスブランドは「フレッツ光ネクスト」とし、当初は既存のフレッツ網で提供しているサービスとほぼ同じラインナップ、料金体系でスタートすることになります。

 
今回のNTT東西の発表に対して、あまり目新しさが見られないという意見も多く、インターネットと比べてNGNが果たしてメリットがあるのかという意見もよく聞かれます。

 
NTTグループが215日に公開した「次世代サービス共創フォーラム」のペーにNGNの解説をしており、主な4つの特徴を以下のとおりとしています。

  • オープンなインタフェース
  • サービス品質の確保「QoS
  • セキュリティ
  • 信頼性

 
では、NGNが普及するようになれば、実際世の中がどのように変化をしていくのでしょうか? インターネットだけでももう十分なのではないでしょうか?

 
NGN
は技術的な観点ではいろいろ議論されていますが、まだ消費者側の視点や業種・業界の視点ではあまり議論されていないのが現状ではないかと考えています。

 
今回、自分なりに「NGNで社会は変わるか?」というテーマを設定し、NGNの普及により、各々の業種・業界でどのように変化していく可能性があるのか、自分なりに考察していきたいと考えています。

 

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