Second Life(セカンドライフ)で国民そして株主と対話する
最近、Second Lifeという仮想空間を使って国民の声や株主の声を聞こうという動きが出てきています。
いくつか事例を紹介してみましょう。
Second
Life内で政治演説
鈴木寛参議院議員(民主党)は、Second Life内に開設した事務所で、6月2日に演説を行いました。演説模様は、「すずきかん公式ページ:すずかんラボカフェ」に紹介されています。鈴木寛議員が直接チャットで政治に対する質問に答えるなど、国民と近い立場で対話ができるという点で非常に画期的だったと思います。このような取組みは、政治に関心の高くなかった層や若者層等の支持そしてより深い議論をしたいと考えている層にとっては効果が高かったのではないかと思います。また、斬新的な取組みが様々なマスメディアにとりあげられたことにより、鈴木寛議員そして民主党への認知度はさらに高まったことと思います。
Second
Life内で株主総会
インプレスホールディングスは、2007年6月23日(土)に開催する定時株主総会で、同総会および株主懇談会の模様をSecond Life内にてライブ中継するようです。詳細は、「2006.6.13.ニュースリリース」に掲載されています。おそらく株主総会後には大きな反響があるではないかと考えています。
今ままでは、政治演説や株主総会はリアルな場に参加するというのが一般的で、インタネットを使った場合でも映像を一方的に配信する形態が多くを占めていました。今回のようにSecond Lifeという仮想空間と連携させることによって、国民そして株主と対話する機会が増やしていくことができれば、政治や企業のIRは国民や株主にとってもっと身近な存在となるのではないかと考えています。