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本人が元気なうちに要介護認定を受けておいてよかった

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86歳になった母は、一人暮らしで何でも1人でこなし、毎週水泳、英会話、朗読の教室に通うというアグレッシブな人です。

でも、2年前くらいから少し言葉が出にくくなり、自分から脳神経外科に行くと言って一応認知症の薬をもらうようになりました。

そんな中、オルタナティブ・ブログの田中淳子さんのブログを読んだこともあり、昨年10月に要介護認定を受けました。

案の定、最も軽い「要支援1」で、本人は「ほら、必要ないのに」と不満そうでしたが、要介護になっても継続してもらえるケアマネージャーさんを選んでもらい、隔週で訪問看護師さんに来てもらうことにしました。

1年して、母はすっかりケアマネージャーさんとも看護師さんとも親しくなったなぁと思っていた矢先、最も恐れていた室内での転倒・圧迫骨折に。

母が私に助けを求める電話をくれてよかった。すぐにケアマネージャーさんに連絡して指示を仰ぎ、訪問看護師さんに相談したところ、なんと、訪問日でもないのに看護師さんが私より先にすぐに母の家に行ってくれました。

私が行けるまで看護師さんは家にいられないことがわかったので、FaceTimeで3人で話し合ってから、看護師さんが所属する病院に急患として連絡してもらい、教えてもらった介護タクシーを予約してから実家に向かい、一緒に病院に行き、結果的に入院となりました。

1人だったらどうしていいか分からず、途方に暮れていたでしょう。

その後も看護師さんはSMSで様子をきいてくださったり、自ら母の病室に行ってくださったりしています。ありがたい。

在宅でできる仕事を選んだ理由の1つは、いつかこんな日が来るだろうと思ったことですが、素人にできることには限りがあるので、専門家とのネットワークを事前に作っておいてよかったです。

例えば介護タクシー1つとっても、公式サイトを持っていないようなNPO所属の個人の方のほうがフットワークが軽かったりします。そういう方はネットで検索しても見つかりません。

親と同居していて近所付き合いもあればまた別かもしれませんが、離れて住んでいる場合は本人がある程度しっかりしているうちに要介護認定を受けて地元の介護施設と繋がりを持ち、民生委員の方とも連絡できるようにしておくといいと思います(下は八王子市の要介護認定の流れの説明図です)。 service_nagare.gif

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