Googleのネーミングセンスについて、その2「Quite Black」「Really Blue」「Very Silver」
先日「Googleのネーミングセンスがよくわからない」というブログを書いたんですが、10月4日に発表された新しいオリジナル端末「Pixel」と「Pixel XL」の本体カラーの名前は、私は楽しいと思います。
その名も「Quite Black(とっても黒)」「Really Blue(ほんとに青)」「Very Silver(非常に銀)」。普通はこういうところで使わない形容詞ですね。
ネーミングセンスがないんじゃなくて、開発チームが楽しんでるんだと思いました。
スマートフォンの色って「それただの黒じゃん」という黒でも、ほぼ必ずいろんな形容詞が付きます(「iPhone 7」にはただの「Black」があって、かえって話題になりました)。特にSamsungのGalaxyシリーズとかだと凝った名前が多くて、ピークは「GALAXY S III」のときの「Pebble Blue(小石の青)」とか「Marble White(大理石の白)」とか。
Pixelのチームは本体色の名称についての打ち合わせで、「色の名前に必ず形容詞付けるのっておかしくね?」「だよね、気取ったって黒は黒なんだから、ただの黒でいいじゃんね」というような話の流れで「どうせなら」とこういうふざけたネーミングにしたんじゃないかと想像します(大真面目につけてたらごめんなさい)。
Pixelの紹介動画(下に貼っときました)も結構ふざけてます。「新しい電話が欲しい?」から始まってPixelの「New」なところを列記していく流れ(で、最後は「Who knew?」)なんですが、途中でこんなテロップと、バックでは咳払いが。
なんだか、楽しそうです。
Googleは大企業になっちゃって、NexusとかハングアウトとかChromeとか迷走してるんじゃないかというところもいろいろありますが、個々の開発チームは楽しく仕事をしててくれてるといいなぁと思います(楽しんで作ったものはいいものになるはずだから)。