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InstagramのCEO、「ストーリーズ」はSnapchatの「ストーリーズ」を踏襲とスガスガしく認める

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FacebookがSnapchatをまねっこする歴史の新たな1ページ「Instagram Stories」。「Poke」も「Slingshot」も、もちろんSnapchatのまねっこだとはFacebookは一言も言いませんでしたが、誰の目にも明らかでした。

Instagram Storiesは、Facebookではなく、その傘下のInstagramの新機能。Snapchatのストーリーズと同様に写真や動画をスライドショー形式に表示でき、ご丁寧に24時間後に消えるところまで同じ。さすがに全く同じではなく、プラスアルファ機能として閲覧しやすかったりはします。(「ここがSnapchatと違う」とInstagramが言ってくれると記事書きやすいんですけど。)

この新機能を紹介する記者向けイベントで、TechCrunchのジョシュ・コンスティン記者が大胆にも「このフォーマットはSnapchatが開拓した。コンセプト全体、実行方法、詳細も......」と指摘すると、Instagramのケビン・シストロムCEO(32歳)がそれを遮って「まったくそのとおり。すべての功績はSnapchatにある」と言ったんだそうです(原文:"Totally," Systrom interrupted me. "They deserve all the credit.")。

びっくり。FacebookのザッカーバーグCEOだったら絶対言わないセリフです。

シストロムさんは別に開き直っているわけではなく、優れたフォーマットを採用してさらに良くするのはおっけーなことだと考えていると説明しました。

「Snapchatだって他がやっていたフェイスフィルターを追加したよね? スライドショーだってSnapchatが最初じゃないし。僕はこういうのってシリコンバレーのおもしろいところだと思ってる。まったく同じまねっこ製品を作るのはだめだ。でも、フォーマットの真価を見極めて、それをどうすれば自分の製品に応用できるかを考えるのはOKだ。(中略)Gmailは最初のメールクライアントじゃない。Google Mapsだって、iPhoneだってもちろん違う。重要なのは、そのフォーマットで何をするかだ。そのアイデアで何をするか、そこに何を追加するか、そこに新たな方向性をもたらす努力をするか、だ」(意訳だけどだいたいこんな感じだと思います。)

私はSnapchatもInstagramも(アカウントは作ったけど)使いこなしていないので、実際のところInstagram StoriesがSnapchat Storiesのフォーマットにさらなる優れた機能を追加しているかどうか判断できませんが、この割り切り方には清々しさを感じました。

そんなことが言えるシストロムさんてどんな人? とぐぐったところ、こちらの記事に少し生い立ちなどが出ていました。マサチューセッツ州ホリストンで、IT系企業に勤める母と、アパレル企業の人事部で働く父に育てられ、本人がプログラミングに興味を持ったのはソフトウェアエンジニアのおじさんからノートPCを貸してもらったのがきっかけ。スタンフォード大学在学中から起業家になりたいと思い、Googleとかいろいろな企業でインターンをやり、Instagramを立ち上げました。Instagramのフィルターのアイデアは、当時のガールフレンドで今の奥さんのアイデアだそうで、なかなかのリア充っぷりな写真もありました(一緒にいるのが奥さん)。

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