リコールや無償交換プログラムを金曜午後に発表するのはAppleだけじゃなかった
8月21日(金曜日)の午後にAppleがiPhone 6 Plusの部品無償交換プログラムを発表しました。
米国の金曜日の午後というのはつまり、日本では土曜日の朝です。私は一応土曜日の朝もネタを探すので、たいていは土曜日中に記事にするんですが、今回はちょっと用事があったので記事にしそこねて日曜日になっちゃいました。
そういえば、前回のiMacのHDD無償交換プログラムも土曜日の朝に記事にしたなぁと思い、さらにさかのぼって確認したらば、(少なくとも自分で記事にしたものは)、2月のMacBook Proのプログラムも、昨年8月のiPhone 5のバッテリー交換も、昨年4月のiPhone 5のスリープボタンも、金曜日の発表でした。
あらぁ。
いぢわるな見方をすると、金曜の午後に発表すれば主要メディアはあまり取り上げない、と思ってたりしないかな? と思っちゃいます。少なくとも日本の紙の新聞では載るとしても土曜日の夕刊です(今回の件は日経新聞の夕刊には載りませんでした)。
好意的に見れば、一般ユーザーが自分の端末のシリアル番号を確認したり、Apple Storeに問い合わせたりしやすい週末にしているのかな? とも思えます。
たぶん、ユーザーが危険に晒されるような欠陥の場合は金曜日まで待ったりはしないんでしょう。実際、防火安全上の問題が発生する可能性があるというBeatsスピーカーの自主回収プログラムは、水曜日の発表でした。
金曜発表はAppleだけのならわしなのかなぁと思って、最近のリコールや無償交換プログラムをちょこっと調べたところ、米国の企業では金曜発表が多いみたいでした(自分の記事調べなのでサンプル少ないですが)。近いところではNVIDIAのSHIELDとか、(中国の企業ですが)Lenovoのバッテリー回収とか。
(ちなみにペヤングソース焼きそばの自主回収は木曜日の発表でした。)
えと、だからどう、ということでもないんですが、もしかしたらそれが米国企業の常識なのかもなぁと思ったもんで。
それと、この仕事(海外速報担当)をしているうちは金曜日の夜に羽目をはずすわけにはいかんなぁと、あらためて思ったのでした。とほほ。