Kindle Fire HDXは「コンテンツ第一」なAmazonらしい7インチタブレット
Amazonが日本でも新しいタブレット「Kindle Fire HDX」と「Kindle Fire HDX 8.9」を発売しましたね。
ありがたいことに、先日Amazonさんが目黒本社で開いたブロガーズミーティングに参加させてもらい、なんとなんと、Kindle Fire HDXをレビュー用にいただきました。
そういうわけで、レビューというか、感想文を書いてみます。
HDX発売の前日、「Amazonインスタント・ビデオ」が発表されました。このインスタント・ビデオはXbox Videoがかわいそうになるくらいの品揃え。日本のドラマについてはiTunes Storeより充実していると思います(時効警察があるよー)。
で、翌日にこの、映画やアニメを見ることに特化したタブレットの登場。
もちろん、Kindleの電子書籍を読むのにもいいですが、それならPaperwhiteでもいいわけで、なんでAmazonがわざわざタブレットを出さなくちゃいけないのかという疑問の答えがこのインスタント・ビデオ、なんですね。
Kindle本はKindle端末じゃなくても読めるけど、やっぱりKindleで読むのが一番読みやすい。同じように、Amazonインスタント・ビデオのコンテンツはPCや他のタブレットでも視聴できるけど、Kindle Fire HDXシリーズで見るのが一番、にすることを目指した端末(まだ使い始めたばかりなので「目指した」にしときます)。
その意気込みは背中を見ても分かります。横置きが基本ぽい。左手側に電源ボタン、右手側にボリュームボタンです。そして(横置きでの)上部にステレオスピーカーが(ちなみにNexus 7(2013)のスピーカーは縦置きの底辺にUSB端子を挟むように2つついてます)。
このスピーカーがまた、「ドルビーデジタルプラス」なんです。ARROWS Z ISW11Fとかにも搭載されてますが、タブレットでは初とのこと。いわゆるバーチャルサラウンドです。こればっかりは実際に聞いてみないと分からないですが、笑っちゃうほどちゃんとサラウンドです。
ミーティングでは映画の「ライフ・オブ・パイ」で天から魚が降ってくるとこを聞かせてもらいましたが、ちゃんと四方八方から魚がぶつかる音がするんです。
たかが7インチの幅でサラウンドって言われてもなぁと思うかもしれませんが、ソファーにねっころがって映画を見るときにはなかなかなもんです。ミーティングでは寝っ転がれなかったので、家でやってみることに。
アニメの第1話無料配信をやっているので、「ゼロの使い魔」を選択(深い意味はありませんが、サラウンドが生きるかなと思って)。48時間無料で見られます。
ルイズの鞭のうなりとかがいい感じでした。
同じシーンをNexus 7(2013)と比較しようと思ったんですが、無料レンタルだからか、「続きを見る」ができませんでした。後で有料コンテンツで試してみます。ほんとだったら、HDXでレンタルしたコンテンツを他の端末(PCでも)でも続きから見られるはずなんです。 (追記:ブラウザでコンテンツを再生するにはSilverlightが必要です、って言われちゃった。ってことは、AndroidとかiPadとかでは見られないってことですよね。)(追記2:Amazonのページにちゃんと「パソコン、Kindle Fireのどちらでも視聴可能」って書いてありました。よく読め、自分)。
画面解像度はNexus 7(2013)とHDXは同じ(1920×1200、323ppi)です。重さはNexus 7の方が13グラム軽いんで、寝っ転がって映画1本見るとこの違いはじわじわくるかもしれません。といっても13グラムってキットカットminiの1枚分(右図)だからたいしたことないとも言える(パッケージには12.3グラムって書いてある)。
そうそう、いただいたHDXはOSアップデートがかかって、めでたくFire OS 3.1になりました。そんなわけで、次はミラキャストでのApple TV的使い方をやってみます。
そのためにAmazonでNETGEARのアダプターを買ったんだもん、また素人が無謀にもになるかもしれませんが、挑戦します(今はまだ千葉の倉庫にあるらしい)。