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約10万円の椅子に約1カ月座って分かったこと

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2月に「腰痛持ちの椅子選びに腰を据えて付き合ってくれるショールーム発見」という投稿で椅子を買うと言っていたんですが、それが届いたのが1カ月後の3月25日でした。オカムラのBaronというやつです。

Baron

この椅子を選んだポイントは2つ。

  1. 肩幅、上腕の長さに合った肘掛けがついていること
  2. .頭と背中をヘッドレスト+背もたれにくっつけると背骨が自然なS字になること

キーボードへの入力が主な仕事なわけなんで、肘掛けは必須です。でも、椅子の肘掛けって男性の肩幅に合わせてあるので、1の条件を満たす椅子がまず少ないのです。Baronの肘掛けはハの字型に狭めることで、なんとか私の肩幅でもすとんと落とした肘をのっけることができます。

背中のS字とか、ストレートネックとか、最近よく聞くコトバですが、PC作業で首や背中が痛くなるのは長時間体によくない姿勢で座り続けるからいけないってことで、ヘッドレストと背もたれに首と背中をくっつけた状態で正しい姿勢を保てれば姿勢が矯正できるかなと思ったのです。

あらかじめWORKAHOLIC(ワーカホリック)のショールームで、購入したのと同じ椅子で私の体型にとってベストなセッティング(Baronは座面や肘掛けの高さ、背もたれとヘッドレストの角度などを調整できます)、を聞いておいたので、その通りに調整して使い始めました。

これ、大事です。高価な椅子でも自分に合うように正しく調整しないと、正しい姿勢で座れません。

正しい姿勢は結構しんどいです。いままで首をひょこっと前に出して、腹筋ゆるゆるのまま座っていたところを、背中のS字を保とうとするとある程度腹筋に力を入れないといけないし、うっかりするといつのまにか首がヘッドレストから離れています。楽な姿勢は正しい姿勢じゃないんですね。

でも、1カ月でだんだん慣れてきて、腹筋に少し力を入れたまま座っている時間が伸びてきました。これは腰痛緩和だけじゃなくて、ぽっこりお腹予防にもなりそうです。腰痛は相変わらずですが、首のコリはすこーしましになったような気がします。

1カ月座って分かったことというのは、どんなにいい椅子でも、それに正しい姿勢で座るかどうかは自分の問題だということと、正しい姿勢でも、ずっと座っていたら腰は痛くなるということ。当たり前ですけど。

個人的にタイムリーな記事がWSJに載っていました。タイトルもまさに「長時間座り続けることの弊害」。

せっかく自宅で、ノートPCで仕事をしているんで、座って記事を1本書いたら次の記事は立って書く、とかにしてみようかなと思ってます。

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