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海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

Apple日本サイトの日本語が何だか。

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私も気になっていたのですが、KLOG-クロッグさんが楽しくまとめてくださってました。WWDCで発表された一連の新製品の紹介ページのキャッチが何だか面白いことになっているという話です。
Neverseen
例えば上の「これまで見たことがないはずです。これまであり得なかったので。」の原文は「You've never seen anything like it. Because there's never been anything like it.」です。主語をはずしているところなどを見ると、機械翻訳ではないようです。

勝手に想像するに、英語を母国語とする、かなり日本語も堪能な人がやったんじゃないでしょうか。しかも超特急で。で、時間がないので日本語ネイティブでしかもコピーライティングのセンスのある人のチェックを通すことができなかった、とか。人ごとながら同情してしまいます。私は母国語への翻訳ですら満足にできないんで。

Stories
↑これなんて、いったいどうすればいいんでしょうか(日本のページでは「ストーリーが中にも、外にも」になってます)。これは、MacBook Proの筐体の工夫について説明しているコーナーのキャッチなんです。キーボードのバックライトなど内部の構造についての話(inside story=内部情報)とユニボディのアルミ筐体(outside storyなんて慣用句はないです)についての話、くらいの意味です。原文を生かそうとしたら難しいですよね。

うーん。何度も読んでいるうちに、これはこれでいいのかも。キャッチコピーってちょっと変、くらいがいいのかも。わざとかも。とだんだん分からなくなってまいりました。

ともあれ、センスが大切なグローバル企業って大変だなぁと思ったのでした。

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