Twitterのジオタグ付きつぶやきを天気予報に利用する試み
Twitterが昨年11月にリリースしたジオタグ機能を活用する取り組みを、アメリカの国家機関NWS(日本の気象庁に当たると言っていいと思う)が試験的に始めました(ReadWriteWebより)。名付けて「Twitter Storm Report」。ジオタグをオンにしたTwitterユーザーがツイートする気象情報を、お天気情報に反映させるというものです。NWSは、気象レーダーや衛星などからのデータに基づく気象情報を、お天気情報サイトで公開しています。
「ジオタグ対応アプリでハッシュタグ“#wxreport”を付けた気象情報をつぶやいてね」と市民に呼び掛けています。NWSはこのハッシュタグ付きのツイートを収集し、全国の気象情報事務局(WFO)向けのクローズドなサイトでGoogle Maps上の対応する位置に表示するそうです。各地の事務局は、信頼できると判断したツイートを一般向けの気象情報に反映させます。ウェザーニュースのウェザーリポーター役を、Twitterユーザーに手軽にやってもらうという感じでしょうか。
ハッシュタグを利用しているので、もちろんTwitterユーザーはこのタグで検索すれば各地のリアルタイムの気象情報を見られます、ということなのですが、今のところ6日に発表されたこの試み、10日現在検索してみると、フォーマット通りにつぶやけている人がまだほとんどいません。また、フォーマット通りのツイートも(少なくとも私の)ホームではジオタグ情報が表示されないので、すぐには役立たないようです。Twitter自体がまだジオタグに対応していないのと、対応アプリでも機能を利用するにはオプトインで設定する必要があることを知らない人が多いからかもしれません。
iPhone向け人気TwitterアプリTweetDeckもジオタグ対応になったことだし、徐々に軌道に乗るでしょう。