夏休み読書感想文――「ウィキノミクス」
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少し早いですが月曜日に1日夏休みをいただいて、重くて(物理的に、です)通勤中には読む気になれないでいた「ウィキノミクス」504ページ、一気読みしました。
もう既読の方も多いと思いますが、タイトルから分かるとおり、「Wiki的経済」のお話です。出てくる事例はSecond LifeやWikipedia、Best BuyのGeek Squadなど、日ごろニュースで取り上げているものも多いので、さくさく読めました。日々接するニュースから漠然と感じていた世の中の動きの輪郭をくっきり見せてもらったような気がします。
先日初号機が完成したボーイング787「ドリームライナー」開発の話はわくわくものです。歴史ある大企業でも(エアバスとの苛烈な競争の影響もあって)こんなふうに変われるもんなんだなぁと感心。日本の企業も多数関連しているので、787のドキュメント本を読んでみたくなりました。
ドン・タプスコットの著書としては、1988年に翻訳が出た「デジタル・チルドレン」というのを読みましたが、当時タプスコットが新しい世代ととらえていた子供たちが20年後の今、企業の第一線にいて、こういう革新を担っているのですねえ。
統一しなくちゃいけないからしょうがないですけど、Boing Boingがボインボインなのにはちょっと笑っちゃった澤でした。
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