スーパーボウルのCM、ありがたみは薄れましたが
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かつてAppleがスーパーボウルのCM枠で流した「1984」CMは、その枠での1回だけの放映だったということもあり、伝説となりました(実際にはMacintoshの発表会などでも流したそうですが)。ネットビデオ全盛の今では、テレビ放映直後に、すべてのCMがビデオ共有サイトのIFILMにアップされています。このIFILMはMTV傘下のサイトで、ビデオはもちろん著作権クリアなものです(MTVはViacomの傘下。YouTubeにビデオ削除を要請する会社ですから「もちろん」なわけです)。
お金の掛かったCMを簡単に何度でも見られるのはそれなりに楽しいですが、ありがたみが薄れるのも事実。1984は今でこそ検索すれば簡単に見つけることができますが、しばらくはMac雑誌に載った写真を見て想像するしかなかったものです。
そんなわけで昨年あたりからプラスアルファな作戦を立てる企業が増えてきました。こちらのブログで知ったのですが、ドメイン取得サービス企業のGoDaddy.comは、本番で流すCMとは別に自社サイトに「インターネット限定バージョン」を掲載することでアクセスを稼いでいます。
GoDaddy.comはDiggのポッドキャストDiggnationのスポンサーでもあるので、テレビ版のCMにはDiggの創設者、ケビン・ローズと相棒のアレックス・アルブレヒトがほんの一瞬映ります。Digg内ではそれが大いに話題になっているので、今年のGoDaddyの作戦は成功と言えるのでしょう。
以上、澤でした。
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