User experience(ユーザー体験)は細部から
あの転校生が帰ってきます。大林宣彦監督の映画の事です。6月に新作として、転校生さよならあなたが公開されるようです。
同年代は前作をリアルに体験してまして、飲むとこの転校生や同監督作のさびんぼうの話でけっこう盛り上がります。で、その盛り上がり方が映画全体の話とか役者の話というより細かなシーン(私の場合は転校生の最後のシーン“さよなら俺・・”という所だったら何時間でも話そうです)みんなそれぞれお気に入りの細かなシーンがあり、その記憶で映画が構成されていました。それぞれ別のシーンの話なのに共感の仕方がなんというか同じなのが面白いところです。
で、ソフトウェアでこれも同じかもって経験をこの間しました。チェンジビジョンで開発しているTRICHORDという進捗管理ツールなのですが、カードメタファーでタスクを管理してまして、タスクに対してのコメントなぞをタスクカードを裏返して入力できるようにしてます。(マウスのジェスチャーで裏返せます)で、これがTRICHORDっぽいとえらい好評だったんです。
TRICHORDは開発の現場で開発状況をグループとしてシェアしたい、気持ちよくタスクを扱いたいという考えで開発を進めているのですが、カードの裏返しというカタログでは目立たない一つの機能ってのもuser experienceを大きな要素なんだなあと改めて感じました。細部一つ一つを考えながら、フィードバックを受けながら積み重ねていってこれぞTRICHORDが提供するuser experienceだと継続して言い続けたいですね。
(user experienceって日本語にしにくいですよね。ユーザー体験と訳していることろもあるけど、なんというかしっくりこないです。場の空気と言うかそういうのも表現できる言葉を探してるところです。)
キーワード記事*