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技術マーケティングのヤクザな日常

メッセージを削ぐ

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広告とかイベント用パネルのメッセージ作りって結構悩ましい作業でして・・・
と、いきなりですが2月に立ち上げたChangeVisionという会社で、たった一人のマーケティング担当とともにJavaOne出展準備、広告作成に格闘中。
で、パネルとか広告にはメッセージってのがつき物なんですが、これがまた考え込むと気づいたら詰め込みたいメッセージが溢れ返って原案がなんかいけてないってなことなっちゃいます。
例えば広告でよく見るパターンだとこんな感じで、


日本のIT環境をとりまく・・・そのためのAAAが求められています。ABCはそれらのニーズにいち早く対応したXXソリューション(XXXはSOAでもユビキタスでもWeb2.0何でもお好きなものを入れてください)で皆様のビジネス環境を支援します。このABCは新しいZZZアーキテクチャの元・・


なんて物が出来上がってきちゃうわけです。結構見かけますね。担当者の苦労がしのばれます。良い悪いというより私の趣味なんですが、まあ私的にはいけてないなあと。
で、勝手な想像なんですが広告作成に関係するプレイヤーがとっても多くて、いろいろおうかがいを立てているうちにこうなってしまったんではないかと考えてまして、でもやっぱりそれは美しくない。まあ作る人が美しく感じるかどうかより見た人にしっかりとメッセージが伝わるかどうかってのが重要なんですが、どうやってそんなメッセージ作るの?といれると、こういう広告とかパネルってなんと言うか博打みたいな所もあって最終的にはだれかの好みで丁半にかける。つまるところだれかの独断で決めて、勝ち負け(なにで勝ち負けを決めるのってのは話が長くなるのでまた別の機会に)がきまる。勝ったらプッシュ!負けたら今度はこっちの手でなんてもんで仮説、検証を繰り返しながらどんどんやってくしかないんですね。やっぱり博打に近いか?

Panel_1
ちなみにChangeVisionがJavaOneで出展するJUDE用パネルをここにはっときましたが、これは開発者が製品に対してどういう思いなの?ってのをほじくりだしてこれが出来上がりました。モデリングツールって事もわかるし、こんな使い方してほしいってのも分かるのでこれを見せられたときは一発でOK。とはいっても感だけに頼るマーケティングからもそろそろ脱皮しないといけませんね。

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