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技術マーケティングのヤクザな日常

海外ソフトウェア製品の特徴

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引き続きJavaOneの出展企業について。
今回じっくり出展製品を見て回りましたが、アイディア一発!のような製品がとても多いこと。
ニーズが先かシーズが先かといえば彼らはきっとシーズが先なんでしょう。製品の説明を聞いていると”こんなのがCOOLだと思って作った”なんて企業が多く、マーケットリサーチ、要求分析なんてのは後付けにしている気がしますね。
だってJavaOne出展社にしてもエクリプスのプラグインでオープンソース系フレームワークのヘルプ集だとか、スマートクライアント製品、技術がこれだけ沢山出てるのにまだ新しいスマートクライアント製品を出してたりとか、グラフィックエンジンもまだまだ沢山出てたりとか本当に思い先行型の製品が目白押しです。
ただこういった思い先行型製品だからこそ数十、数百に一つすごく光る製品製品が出てくるのでしょう。
日本のプロダクトをずっとウォッチしてきましたが要求先行型というか何かの案件から製品が生まれるようなケースが多く、それらの製品は機能としてはすばらしいのですがほとんどの場合売り文句というとミッションクリティカルなシステムに最適!という平凡なメッセージに落ち着いてしまうんです。
これだと光るものと言うかメッセージ性にかけるので製品としては一つ一つをじっくり説明できないと理解してもらえない製品になってしまう。まあ、理解できる人だけ買えば良いと言い切る事もできますがあんまり面白くないですね。
今回のJavaOne出展製品でも光るものはとても少なかったのですが、とりあえず面白いよねってのは沢山ありました。売れそうにないですけど。
ちなみに今回目立ったのはビジネスルールを外だしにたルール駆動型エンジンが沢山出てきたことですね。それをみなSOAプラットフォームと言っておりました。SOAっていろいろですね。

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