SalesforceChatterをはじめてみて
SalesforceChatterを始めてみて、数日が経過しています。
まだまだ色々な活用方法があるはずですし、
そもそも機能がβ版ですのでこれからも色んな発見や気付きがあると
思いますが、一旦初期の状況や感想を書きます。
簡単に表現すると、
Twitter+掲示板。(コメントに対してスレッドが立っていきます。)
数日ではありますが、活用の促進や本質的利用メリットなどを整理しました。
(Chatterを活用することが目的ではなく、社内のマーケティングや業務における
効率化や効果向上のための機能として、このようなコラボレーション機能は
必要だ、という仮説があるため推進したい訳です)
①推進者が重要
これ、一番重要かもしれません。
弊社は以前にもご紹介した上田という者が推進者の役割なのですが、
やはり最初のタイヤを回すまでの加速は
目的や本質を理解しつつ細かいコミュニケーションや出来事に対して、
ネゴシエーションや仕向けることも含めてメンバーを焚き付けられる人、
信頼感というか影響力を持った人(もしくはそういう人を支援者につける)が、
覚悟を決めて草の根活動をしていく必要があると思いました。
弊社の場合、上田の力が大きい。
(4月15日のCloudforceで数分登壇してChatterの事を語るそうです)
このイベント
②従業員のリテラシー・意識
これは、今すぐ何とかなる、というものでもなく、風土と言っていいかもしれません。
そもそも、情報共有やナレッジを推進する文化があるか、
チーム内だけではなく、横断的にコラボレーションして仕事をする思考があるか、
従業員のの行動規範などのValueにおいて経営者がそういう考えがあるか、
など、例えこのようなツールや仕組みがなくても、
コラボレーションで仕事する会社なのか、は当たり前ですが重要ですね。
例えばリクルートのゼクシィのスタッフ向けの行動規範【7Souls】には、
『仕事はソロよりオーケストラで』という言葉があります。
これは、一匹狼で爆発的に売上を出す人はゼクシィにはいりませんよ、
ゼクシィは情報を共有し共に協奏し合って事業を成し遂げていきますよ、
というある意味決まりごとです。
ネクスウェイも、ナレッジやコラボレーションは重要な考えだと経営も従業員も認識しています。
(まあ時には、「共有なんてどうでもいいから突き抜けようぜ」って感じる時はありますが)
③ワークフローの見直し・SalesforceCRMの設計力
これはまだ未着手ですが、Chatterの導入によって、
Salesforceを中心に行っているワークフローに関しても設計の見直しを
検討する必要があると思いました。
そんなにガチガチな事ではないのですが、Chatterでメンバーが追っている商談や
同じ企業に他のプロダクト担当も商談している場合などの更新などがChatterでも
フロー情報として追っていける、となるとSFAとChatterが持つ機能をどう最適化するか、
色々アイデアが既に出ています。
以上が主な重要ポイントになりますが、その他感じたこととしては、
●ある程度の人数や部署がある企業の方が良さを実感出来そう
数人のチームでの仕事だけで完結するのであれば、基本はデスクで会話した方が
早いし濃いし効率いい感じが・・
弊社はアカウント数130人ほどなので大企業ではないですが、プロダクト・事業が4領域ほどあり、
何とかメールベースや週次の状況シートを見てでの共有の場合も多かったため、
ベースとなっているSFAとの連動は大きい
●TwitterではOpenすぎる、ToMailではクローズすぎるコンテンツ
無さそうで結構あることがわかりました。
例えば、ある部署でMVP賞を受賞したメンバーの表彰状(その部署の部会で発表)を
GMがChatterにUPして他の部署の人が見て彼女に激励に行く、とか
流通業界を商談しているメンバーからの問題提議に対して、アイデア出しと企画書共有
のスレッドが経っていき、更にそれがSalesforceの商談とリンクしていたり、とか。
結構、いいコミュニケーションしてます。
ちなみに、注意点があるとしたら、
・Chatterしかログインしない人がいて、それは15,000円/月はもったいなさ過ぎ!
・アイコンは顔写真にしようよ。熊のぬいぐるみとか止めようよ。
社内なんだから。カーソル当てないと誰かわかんない時あるし。
改めて、メールベースじゃない仕事の快適さを実感しました。
なので、社内じゃなく社外の人とのコラボレーションも、
「サイボウズLive」や「youRoom」などの活用が進むでしょうね。
<弊社Chatterの画面一部>