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プロモーション施策から営業マンまで、B2Bマーケティングの進化を考える

昨日、Salesforce活用セミナーを開催しました

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昨日、Salesforce専業の開発パートナーであるテラスカイ社と共催で、
弊社にて「Salesforceを活用した見込み顧客育成とDBマーケティングセミナー」を開催しました。

4年前にGoogleとOvertureの代理店となり、リスティング広告の事業をスタートした時も、
「Googleの広告セミナー」とか「SEMセミナー」とかのメッセージで、多くのお客様にセミナーに
ご参加いただきましたが、
この「Salesforce活用」というテーマにおいても、ここ最近で非常に関心が高くなっているなあ、と感じます。
昨日もたくさんのお客様にご参加いただきました。

しかも、セールスフォースドットコム社の方もそこにいなければ、「セミナーをやる」事も告げていない中で
“Salesforceについて語っている我々とそれを聞いている多くのお客様”というのが
よく考えると少し異様な感じがしました。

セミナー自体は、私が少しポイントを詰め込みすぎて時間が足りなくなってしまったり、
ご参加者が多く会場が窮屈になってしまったりと反省も多いのですが、
自社の活用方法については出来る限りそのままオープンにご紹介出来たので
多少は参考になっていただいたのではと思っています。

そもそもなぜ今、弊社がSalesforceを担いでいるのか、については3つの背景があると思っています。
一つは、
4年前から<B2Bのマーケティングを考える上のサービスラインナップとしてCRM/SFAが重要と考えていて、
弊社自身でプロダクトを作ることにチャレンジをしたが、Salesforceのようなすごい商品が出てきた事。

ちなみに下記は、【でんでん虫図】といって、B2Bマーケティングにおける
見込み顧客獲得[Lead Generation]と見込み顧客育成[Nurturing]をサポートする弊社プロダクトの
マッピングをしたもので、
実は最も重要だと考えていた<顧客DB>が空白でした。
そこを、Salesforceの提供で埋めたかった、というのが本音です。

Photo

そしてもう一つは、
4年前に立ち上げた新規事業の営業活動で、当時の営業管理システムが使えなかったため、
やむを得ず安価で早期にスタート出来るSalesforceを知って導入しましたが、
今では弊社のマーケティングと顧客フォロー全般のデファクトシステムになったため
自社の活用方法をお客様に伝えていこう、となった事

3つ目は、
弊社のコア商品である<FAX一斉配信>の価値を高めるため
“単体のASPから様々なサービスとの連携へ”という活動の中で、
Salesforceはユーザーも多く連携もしやすい点から、
アプリケーションとしてサービス連携に踏み切った事

踏み出して、営業活動をしていく中で感じたことは、
・以前に比べて、SaaSベンダーになることやシステム連携をすることは極めて参入障壁が低くなったこと
・でも、ただシステム連携をしたりSaaSサービスを作るだけでは、なかなか売れないこと
・そのシステムやサービスを、“どう活用すると”“どうHappy(効率的・売上UP)になるのか”の
 ストーリーと共に語れるか、が最も重要であること

です。

そういう意味で、我々はまだまだストーリーが足りない。
仮説はあるけど、お客様のHappyに直面した経験が足りない。

昨日のセミナーで話しながら、そう感じました。

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